特許
J-GLOBAL ID:200903053511187240

車輌用前照灯の反射鏡

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 小松 祐治
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-202470
公開番号(公開出願番号):特開平7-037404
出願日: 1993年07月26日
公開日(公表日): 1995年02月07日
要約:
【要約】【目的】 反射面を構成する反射領域の境界に段差が生じないようにしてグレアの発生を防止する。【構成】 反射鏡の光軸を含む水平面、鉛直面、そして水平面に対して傾斜した平面CLによって反射面2を4つの反射領域3、4、5、6に区分する。これらの反射領域の基本面は水平面又は傾斜面内に基準放物線を有し、該基準放物線の頂点と焦点とを通る光軸上であって頂点に関して焦点(第1焦点)より前方又は後方に位置する点を焦点(第2焦点)にもつ仮想回転放物面を、その光軸を含む鉛直面で切った交線の集合体(包絡面)である。隣接する反射領域における断面形状(放物線)の焦点位置を一致させ、反射領域の境界線を連続させるとともに、フィラメント7と各反射領域の第1、第2焦点との位置関係を規定することによりフィラメント像の配置を制御する。
請求項(抜粋):
すれ違いビームを形成し得る車輌用前照灯の反射鏡の基本面が、(イ)反射鏡の光軸を含む水平面又は該水平面に対して所定の角度をもって傾斜された平面内に基準放物線を有し、該基準放物線の頂点と焦点とを通る光軸上であって頂点に関して焦点より前方又は後方に基準点を有し、(ロ)基準点から発したと仮定した光が基準放物線を水平面に投影した放物線上の任意の点で反射されたときの反射光の光線ベクトルに平行な光軸を有し、上記反射点を通り基準点を焦点とする仮想的な回転放物面を、上記光線ベクトルを含み鉛直軸に平行な平面で切ったときの交線の集合体として基本面が形成される、ようにした車輌用前照灯の反射鏡であって、(ハ)光源体はその中心軸が反射鏡の光軸に沿って配置されること、(ニ)反射鏡の光軸を含む水平面と、反射鏡の光軸を含む鉛直面と、反射鏡の光軸を含む水平面に対して所定の角度をもって傾斜した傾斜面とによって反射面が光軸回りに4つの反射領域に区分けされること、(ホ)第1の反射領域は、正面からみて反射鏡の光軸を含む鉛直面の右側であって光軸を含む水平面の上側に位置し、反射鏡の光軸を含む鉛直面での断面形状である放物線の焦点が光源体の後端近傍又は後方に位置するとともに、該焦点から光源体の光軸方向の長さ分だけ後ろに寄った位置と第4の反射領域の鉛直面での断面形状である放物線の焦点から光源体の光軸方向の長さ分だけ前方に寄った位置との間に反射鏡の光軸を含む水平面での断面形状である放物線の焦点が位置すること、(ヘ)第2の反射領域は、正面からみて反射鏡の光軸を含む鉛直面の左側であって傾斜面の上側に位置し、反射鏡の光軸を含む鉛直面において切断したときの断面形状である放物線の焦点が(ホ)の鉛直面での断面形状である放物線の焦点に一致するとともに、傾斜面での断面形状である放物線の焦点が光源体の後端から光源体の光軸方向の長さ分だけ後ろに寄った位置と光源体の前端から光源体の光軸方向の長さ分だけ前方に寄った位置との間に位置すること、(ト)第3の反射領域は、正面からみて反射鏡の光軸を含む鉛直面の左側であって傾斜面の下側に位置し、傾斜面での断面形状である放物線の焦点が(ヘ)の傾斜面での断面形状である放物線の焦点に一致するとともに、反射鏡の光軸を含む鉛直面において切断したときの断面形状である放物線の焦点が光源体の前端近傍又は前方に位置すること、(チ)第4の反射領域は、正面からみて反射鏡の光軸を含む鉛直面の右側であって反射鏡の光軸を含む水平面の下側に位置し、反射鏡の光軸を含む鉛直面において切断したときの断面形状である放物線の焦点が(ト)の鉛直面での断面形状である放物線の焦点に一致するとともに、反射鏡の光軸を含む水平面で切断したときの断面形状である放物線の焦点が(ホ)の水平面での断面形状である放物線の焦点に一致すること、を特徴とする車輌用前照灯の反射鏡。
IPC (4件):
F21M 3/08 ,  F21M 3/02 ,  F21M 3/05 ,  F21V 7/06

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