特許
J-GLOBAL ID:200903053514382753

可変バルブタイミング装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 恩田 博宣
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平10-022023
公開番号(公開出願番号):特開平11-218014
出願日: 1998年02月03日
公開日(公表日): 1999年08月10日
要約:
【要約】【課題】 回転位相差調整機構とリフト量調整機構とを共に用いても、精密なバルブタイミングの調整が可能な可変バルブタイミング装置を提供すること。【解決手段】 可変バルブタイミング装置の回転位相差可変アクチュエータ24は、従来のごとくに吸気側カムシャフト22からベーンロータ61へ油路を形成するのではなく、タイミングプーリ24aに設けられた油路84〜89,51a,51bにて第1圧力室および第2圧力室へ調整された油圧を供給している。このため円筒状空間61cを経て油圧を供給しなくてもよくなるので、吸気側カムシャフト22の移動により円筒状空間61cの容積が変化しても、第1圧力室および第2圧力室に対する油圧に影響しなくなり、リフト量可変アクチュエータの作動状態が回転位相差に影響することがない。したがって、精密なバルブタイミング調整が可能となる。
請求項(抜粋):
2つの回転軸の内の一方の駆動側回転軸に連動する第1回転体と、前記2つの回転軸の内の他方の従動側回転軸に連動する第2回転体とを備え、前記第1回転体は内部に少なくとも1つの圧力室を有し、前記第2回転体は前記圧力室に接する少なくとも1つの受圧部材を有し、前記圧力室に対する液圧調整による前記受圧部材の移動に伴って生じる前記第1回転体と前記第2回転体との間の相対回動により、前記2つの回転軸間の回転位相差を可変設定可能であるとともに、前記第2回転体はスプライン機構により前記従動側回転軸であるカムシャフトを係合することで該カムシャフトを軸方向に移動可能である回転位相差可変アクチュエータと、前記回転位相差可変アクチュエータとは別体に前記カムシャフトに設けられ、該カムシャフトを軸方向へ移動させることにより、該カムシャフトに設けられている3次元カムによるバルブリフト量を可変とするリフト量可変アクチュエータと、を備えることで前記3次元カムによるバルブタイミングを調整する可変バルブタイミング装置であって、前記圧力室に対する液圧調整は、前記第1回転体に設けられた液圧経路を介してなされることを特徴とする可変バルブタイミング装置。
IPC (2件):
F01L 13/00 301 ,  F01L 13/00
FI (2件):
F01L 13/00 301 A ,  F01L 13/00 301 V

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