特許
J-GLOBAL ID:200903053530109340

鉄道車両用非接触速度計測装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 石田 敬 (外3名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-069540
公開番号(公開出願番号):特開平8-054461
出願日: 1995年03月28日
公開日(公表日): 1996年02月27日
要約:
【要約】【目的】 本発明は、電波を用いて鉄道車両の速度計測を行う装置に関し、いかなる環境下においても空転や滑走等の影響を受けることなく常に高精度に鉄道車両の速度を計測可能とし、ひいてはその移動距離及び位置をリアルタイムで特定することを目的とする。【構成】 変調符号MA1,MB1により直接拡散変調された信号foを目標物に対して送受信し、この受信信号を復調して中間周波信号IF1,IF2を生成し、前記変調符号と同じ符号で且つ所定時間だけ位相が遅れた符号を持つ信号MA2,MB2と前記中間周波信号との間で相関をとり、該相関出力のうち特定の距離範囲に対応したドップラ周波数成分fdを抽出し、この抽出情報に基づき速度情報を生成すると共に、外部からの定点位置情報を用いて当該鉄道車両の全線に亘る移動距離及び位置の情報をリアルタイムで演算するように構成する。
請求項(抜粋):
鉄道車両に搭載されて当該鉄道車両の速度を計測する装置であって、送信用の搬送波信号(fo)を発生する発振器(11)と、変調用の符号化された2位相ランダム信号(MA1,MB1)を発生する符号発生器(14)と、該発生された符号化2位相ランダム信号を用いて前記送信搬送波信号に対し直接拡散変調を行う変調器(15,16)と、該変調された送信搬送波信号を、サーキュレータ(19,20)を介して目標物に向けて電波として送信すると共に、該目標物からの反射波を受信するアンテナ手段(17,18)と、該受信された反射波に対応する信号を前記サーキュレータを介した後、前記送信搬送波信号で復調して中間周波信号(IF1,IF2)を生成する復調器(21,22)と、前記変調用の2位相ランダム信号の符号と同じ符号であって且つ信号が前記目標物までを往復するのに要する時間だけ位相が遅れた符号を持つ信号(MA2,MB2)と前記復調器で生成された中間周波信号との間で相関をとる相関器(25,26)と、該相関器の出力信号のうち特定の距離範囲から反射した信号に含まれるドップラ周波数成分(fd)のみを抽出し、該抽出したドップラ周波数成分に基づき速度情報を生成するドップラ検出手段(27〜29)と、該生成された速度情報と外部から入力される定点位置情報を用いて、前記鉄道車両の全線に亘る移動距離及び位置の情報をリアルタイムで演算する距離・位置演算器(30)と、を具備することを特徴とする鉄道車両用非接触速度計測装置。
IPC (4件):
G01S 13/60 ,  G01S 7/292 ,  G01S 13/28 ,  G01S 13/92
引用特許:
審査官引用 (1件)
  • 速度計測装置
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平4-287863   出願人:三菱プレシジョン株式会社

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