特許
J-GLOBAL ID:200903053547934956

冷媒圧縮機

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 木内 修
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-277105
公開番号(公開出願番号):特開平10-103227
出願日: 1996年09月27日
公開日(公表日): 1998年04月21日
要約:
【要約】【課題】 圧縮機の起動時のギヤポンプの送油能力を向上させ、オイル切れによる焼付きを防ぐ。【解決手段】 バルブプレート5とギヤポンプ40との間に、ギヤポンプ40の一端面に付勢されるシールプレート91を有するシール部材90が配置されている。ギヤポンプ40の軸方向隙間がゼロに近くなり、ギヤポンプ40の高い揚油能力若しくは送油能力が得られる。その結果、圧縮機が停止し、ギヤポンプ40の潤滑油が油溜り室70に落下して油切れとなり、ガス中で圧縮機が始動した場合でも、油溜り室70から潤滑油がオイル吸入室51にスムースに上昇し、軸受9,10に潤滑油が安定供給される。
請求項(抜粋):
シリンダブロックと、シリンダブロックの端面にバルブプレートを介して固定されるサイドブロックと、前記サイドブロックのシリンダブロック側端面に形成されたポンプ収容室と、前記シリンダブロックに回転可能に支持され、一端部が前記バルブプレートを貫通して前記ポンプ収容室内に突き出ている回転軸と、前記シリンダブロックに形成され、潤滑油を溜める油溜り室と、前記サイドブロックに形成され、隔壁によって仕切られたオイル吸入室及びオイル吐出室と、前記油溜り室の潤滑油を前記オイル吸入室に送る第1オイル通路と、前記回転軸に設けられ、前記オイル吐出室の潤滑油を所定の摺動部分に送る第2オイル通路と、前記ポンプ収容室内で前記回転軸の一端部に軸方向移動可能に装着され、前記油溜り室の潤滑油を前記第1オイル通路を通じて前記オイル吸入室に吸い上げ、前記オイル吸入室の潤滑油を前記オイル吐出室に送り、更に前記第2オイル通路を通じて前記摺動部分に供給するギヤポンプとを備えた冷媒圧縮機において、前記バルブプレートと前記ギヤポンプとの間に、前記ギヤポンプの一端面に付勢されるシールプレートを有するシール部材が配置されていることを特徴とする冷媒圧縮機。

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