特許
J-GLOBAL ID:200903053570051166

変形不能な自己拡張式平行フロー形成用脈管内ステント及び同ステントの挿入装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 恩田 博宣
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-530471
公開番号(公開出願番号):特表平11-503341
出願日: 1996年04月03日
公開日(公表日): 1999年03月26日
要約:
【要約】本発明は変形不能な自己拡張式ステント装置(10)と、同ステント装置(10)のためのディプロイメント・カテーテルとを提供する。ステント装置(10)は長尺状のワイヤ部材(14)を有し、同ワイヤ部材(14)は並列をなす複数の直線部を形成すべくワイヤ部材(14)上にそれぞれ形成された複数の後方曲部及び前方曲部を有する。ワイヤ部材(14)の複数の端部は複数の直線部が長手方向に延びる軸の周囲において円筒状アレイを形成するように互いに結合されている。ステント(14)は動作形態に最初に配置される。動作形態において、ステントは第1の内径を有し、かつ複数の直線部は互いにほぼ平行をなす。ステント(14)は収縮形態まで折曲げまたは圧縮可能である。収縮形態において、ステントは動作形態にあるステントの第1の内径より小さい外径、即ち横断面外径を有する。ステント(14)は弾性材料から形成されている。この結果、ステントは動作形態をなすように付勢され、かつ動作形態まで自動的に自己拡張する。好ましいディプロイメント・カテーテル(30)は長尺状のカテーテル・ボディ(32)を有する。カテーテル・ボディ(32)は同カテーテル・ボディ(32)上に取付けられたバルーン(38)を有する。ステント(14)は収縮したバルーン(38)上に位置決めされ、かつ収縮形態に折り曲げ、または収縮されている。ステント(14)をバルーン(40)上において収縮形態に保持すべく1つ以上の破断可能な保持用シース(40)がステント(14)の周囲に位置決めされている。
請求項(抜粋):
長尺状のワイヤ部材を有する自己拡張式ステント装置であって、前記長尺状のワイヤ部材は第1の端部及び第2の端部と、並列をなす複数の直線部を形成すべく前記ワイヤ部材上の互いに離間した位置にそれぞれ形成された複数の後方曲部及び前方曲部とを有し、前記複数の直線部が長手方向に延びる軸の周囲において円筒状アレイを形成するように前記ワイヤ部材の第1の端部及び第2の端部を互いに隣接する位置まで引き寄せ、かつ結合しており、 前記ステント装置は、 前記円筒状アレイ内を長手方向に貫通して延びる第1の直径を備えた中心通路を形成すべく、前記ワイヤ部材の複数の直線部を互いにほぼ平行をなし、かつ前記長手方向に延びる軸の周囲において前記円筒状アレイを形成するように配置した動作形態と、 前記第1の直径より小さい横断面外径を有する状態まで収縮させた収縮形態とのうちのいずれか一方の形態を選択可能であり、 前記ステント装置は解放された際に収縮形態から動作形態に自動的に拡張するように十分な弾性を有する材料から形成され、かつ動作形態をなすように付勢されているステント装置。
引用特許:
審査官引用 (3件)

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