特許
J-GLOBAL ID:200903053609976596
注水を伴う群井からの被圧地下水の揚水方法
発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件):
牛木 理一
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-134109
公開番号(公開出願番号):特開平6-322795
出願日: 1993年05月13日
公開日(公表日): 1994年11月22日
要約:
【要約】 (修正有)【目的】 対象とする地域での降水や地表水を一般の被圧地下水井群に大量を容易に注水できるようにする。【構成】 対象とする地域の降水を集水路に集め、その地域で取得できる地表水も集水路に導き、集水路の末端で、スクリーン及び濾過装置で取除き、通過した水を第1タンクに貯え、第1タンク内の水を要監視汚染物質について濃度測定し、設定濃度を超えたときは第1タンク内の水がもつその水質を除去装置で処理し、第2タンクに移し、設定濃度以下であった第1タンクの水又は設定濃度以下にした第2タンクの水は真空脱気装置を経て、各井戸毎に定めた下限水位より低い位置に出口をもつパイプを通して注水井に注水する。各井戸は水位計を備えた揚水と注水の兼用井とし、井戸ごとに上限と下限の水位を定め、注水井の順番は各井戸の注入しようとする時点の位が上限水位になるまでの注水可能水量の多さを基準に定め、また揚水の順番は、揚水しようとする時点の井水位が下限水位になるまでの揚水可能量の多さを基準に定め、各井戸の注水または揚水を行う。
請求項(抜粋):
対象とする地域の降水を集水路に集め、その地域で取得できる地表水も集水路に導く。集水路の末端で、これらの水に浮遊する物質をスクリーンで排除し、次に混入する土粒子等を濾過装置で取除き、通過した水を第1タンクに貯える。第1タンク内の水の一部を予測される要監視汚染物質について濃度測定し、そのいずれかの物質の濃度が水質毎に定めた設定濃度を超えたときは第1タンク内の水がもつその水質を除去装置で処理し、それが設定濃度以下になったことを確認した水を第2タンクに移す。設定濃度以下であった第1タンクの水又は設定濃度以下にした第2タンクの水はなるべく速かに真空脱気装置を経て、各井戸毎に定めた下限水位より低い位置に出口をもつパイプを通して下記の方法で定めた注水井に注水する。各井戸は水位計を備えた揚水と注水の兼用井とし、井戸ごとに上限と下限の水位を定める。注水井の順番は各井戸の注入しようとする時点の井水位が上限水位になるまでの注水可能水量の多さを基準に定める。注水で注水井の井水位が上限水位になったときは注水を停止し、注水は次の順番の井戸に移す。揚水の順番は、揚水しようとする時点の井水位が下限水位になるまでの揚水可能量の多さを基準に定める。揚水で井水位が下限水位になったときは揚水を停止し、揚水は次の順番の井戸に移す。以上の方法から成る注水を伴う群井からの被圧地下水の揚水方法。
IPC (2件):
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