特許
J-GLOBAL ID:200903053636886361

位相変調波信号の復調装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 鈴江 武彦
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-079821
公開番号(公開出願番号):特開平6-291791
出願日: 1993年04月06日
公開日(公表日): 1994年10月18日
要約:
【要約】【目的】この発明は、OQPSK信号の復調時においてキャリア非同期時にもクロック位相同期が可能とされるクロック再生機能を備えた位相変調波信号の復調装置を提供することを目的とする。【構成】入力QPSK変調波は同相検波回路12および直交検波回路13に分配供給され、ディジタル化した同相および直交検波出力は複素乗算回路19に供給し、さらにスペクトル整形して複素乗算回路22に入力される。この複素乗算回路22の出力はクロック位相誤差検出回路23、データ再生回路24、シンボル位相選択回路37に供給される。クロック位相誤差検出回路23は、ゼロクロッシング方式によってクロック位相誤差成分を抽出すると共に、位相検波のためのシンボル位相を出力するもので、データ再生回路24においては供給されるI、Q信号に基づきQPSKデータを判定し、復調データを出力するようにしている。
請求項(抜粋):
帯域制限を受けたパルス符号信号である直交検波出力における同相軸検波出力および直交軸検波出力から、所定の位相に同期したクロックを再生する手段において、前記クロックの所定のタイミングでサンプリングされた前記同相軸検波出力から位相誤差を検出する第1の位相誤差検出手段と、前記クロックの所定のタイミングでサンプリングされた前記直交軸検波出力から位相誤差を検出する第2の位相誤差検出手段と、前記同相検波出力が少なくとも前記所定のタイミングの前後2サンプル間で符号が特定の変化をしていることを判定する第1のゼロクロス判定手段と、前記直交検波出力が少なくとも前記所定のタイミングの前後2サンプル間で符号が特定の変化をしていることを判定する第2のゼロクロス判定手段と、少なくとも前記第1のゼロクロス判定手段の出力と前記第2のゼロクロス判定手段の出力からクロック位相制御に有効な位相誤差信号を判定する有効位相誤差判定手段と、この有効位相誤差判定手段からの出力にしたがってクロック位相制御に有効な位相誤差信号を選択する選択手段とを具備し、前記有効な位相誤差信号にしたがって前記クロック位相が制御されるようにしたことを特徴とする位相変調波信号の復調装置。

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