特許
J-GLOBAL ID:200903053639370153

ウコンの無極性および極性抽出物の取得方法およびその用途

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 青山 葆 (外1名)
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-506227
公開番号(公開出願番号):特表平9-503528
出願日: 1995年08月03日
公開日(公表日): 1997年04月08日
要約:
【要約】(a)根茎を有機溶媒で抽出し、(b)抽出物を濾過および蒸発乾固に付し、(c)得られた含油樹脂を熱条件にて溶解し、放冷して沈殿させ、固体を濾過し、(d)90%よりも高いクルクミノイドの純度を有する生成物を得るために、固体を乾燥させて、再結晶することからなる無極性抽出物の取得方法。(a')根茎を50〜70°Cの水で抽出し、(b')濾過および水の蒸発に付すことからなる極性抽出物の取得方法。ヒトにおける遊離基の捕獲剤および老化防止剤、ならびに脂質過酸化物の血漿中レベルの低下剤として有用な組成物および調製物の作製についての用途。
請求項(抜粋):
ウコンの無極性および極性抽出物の取得方法であって、 クルクマ・ロンガの無極性抽出物を取得するために、(I)にて以下の操作: (a)予め切断し、乾燥し、粉末状にしたウコン根茎を、1:7(重量/容量)の根茎:溶媒の割合にある有機溶媒を用いて、48時間、連続的抽出プロセスに付し、温度を調節することによって該プロセスを定常系にて実施し; (b)工程(a)より得られた抽出混合物を濾過し、得られた濾液より溶媒を減圧下で蒸発させ、乾燥残渣として特徴的な褐色の含油樹脂を得; (c)工程(b)より得られた含油樹脂を熱酢酸エチルに50%w/wの割合にて溶かし、ついで該溶液を約24時間室温に放冷した。濾過で分離される橙色沈殿物が検出し; (d)前記工程からの濾液を減圧下で乾燥し、前記よりも暗色の第2の含油樹脂(クルクミノイド含量は20〜25%である)を得; 得られた沈殿物を酢酸エチル中50%(w/w)にて再結晶し、クルクミノイド純度が90%よりも高い固体を得; クルクマ・ロンガの極性抽出物を取得するために、(II)にて以下の操作: (a')予め切断し、乾燥し、粉末状にしたクルクマ・ロンガ根茎を、水を用いる抽出プロセスに付し、その根茎を50〜70°Cの温度で約24時間、浸軟を保持し; (b')工程(a')より得られた抽出混合物を濾過し、こうして得られた濾液から水を減圧下で蒸発させ、クルクマ・ロンガの極性抽出物に対応する吸湿性固体である残渣を得; (III)にて、エタノール/CO2を用い、約260バールの圧力で超臨界抽出操作により抽出を行い、90%のクルクミノイドの純度を有する対応する無極性抽出物を得;または同一条件下にて共溶媒として水を用い、極性抽出物を得ることもまた可能である;ことを特徴とする方法。
IPC (4件):
A61K 35/78 AGZ ,  A61K 35/78 ABG ,  A61K 35/78 ABX ,  A61K 35/78 ADN
FI (4件):
A61K 35/78 AGZ C ,  A61K 35/78 ABG ,  A61K 35/78 ABX Y ,  A61K 35/78 ADN
引用特許:
審査官引用 (1件)
  • 特開平3-170407

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