特許
J-GLOBAL ID:200903053671736780

フィードフォワード増幅器

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 松浦 兼行
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-196647
公開番号(公開出願番号):特開平7-015397
出願日: 1993年06月15日
公開日(公表日): 1995年01月17日
要約:
【要約】【目的】 本発明は、増幅した入力信号中の歪みを抑圧して出力するフィードフォワード増幅器に関し、安定な動作を行うと共に、構成要素の周波数特性の精度を従来ほど必要とせず、長寿命な構成を実現することを目的とする。【構成】 制御回路61は第1段階でスイッチ63をオフとし、入力端子1に入力される入力信号の周波数と、この入力信号の増幅により発生または混入する歪みを検出し、可変発振器63の出力パイロット信号の周波数を、入力信号の周波数と歪みの周波数をそれぞれ避け、かつ、入力信号の平均値付近の周波数に決定する。制御回路61はその後スイッチ63をオンとし、このパイロット信号を用いて、第2段階で歪み検出ループ7を制御し、第3段階で歪み除去ループ4を制御する。そして、第4段階の定常状態で歪み除去ループ4の制御を継続し、環境が大きく変化したときなどにのみ歪み検出ループ7の再制御を行う。
請求項(抜粋):
入力信号を増幅すると共に、少なくともその増幅により発生した歪みを検出する歪み検出ループと、該歪み検出ループからの増幅された入力信号と、該増幅された入力信号中の歪みを取り出す電力合成器と、該電力合成器からの増幅された入力信号から該歪みを相殺除去する歪み除去ループとを備えるフィードフォワード増幅器において、外部信号により周波数が可変制御される信号をパイロット信号として出力する可変発振器と、前記歪み除去ループ内の一部から取り出した歪み成分と、該歪み除去ループにより歪みが相殺除去された増幅信号を受信する受信手段と、該可変発振器の出力パイロット信号の周波数を、前記入力信号の周波数と前記歪みの周波数以外で、かつ、該入力信号の周波数の平均値付近の周波数に設定する第1の制御手段と、前記パイロット信号を前記歪み検出ループに前記入力信号と共に入力した時の、該受信手段の該歪み成分の受信レベルに基づき、該歪み検出ループの伝達関数を制御する第2の制御手段と、前記パイロット信号を前記歪み検出ループ内の増幅素子の信号経路に加えた時の、該受信手段の前記歪みが相殺除去された増幅信号の受信レベルに基づき、該歪み除去ループの伝達関数を制御する第3の制御手段とを有することを特徴とするフィードフォワード増幅器。
IPC (2件):
H04J 1/02 ,  H03F 1/32
引用特許:
審査官引用 (1件)
  • 特開平4-364602

前のページに戻る