特許
J-GLOBAL ID:200903053685256322

制震構造物

発明者:
出願人/特許権者:
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平10-171990
公開番号(公開出願番号):特開平11-324392
出願日: 1998年05月15日
公開日(公表日): 1999年11月26日
要約:
【要約】 (修正有)【課題】より少ない減衰装置でより高い応答加速度抑制効果を発揮し、中層建物から高層建物まで適用できるより効率的な制震構造を可能とする。【解決手段】建物下層部の複数層の水平剛性を意図的に低剛性に設計し、その部分に減衰装置7を集中配置する。建物の下層部分の複数層を利用して免震構造に近い構造体を構築するもので、免震層に発生する地震時変位を複数層で分割するこ、従来の耐震構造や制震構造物よりは剛性を下げるが、免震装置の水平剛性に対してはその10倍程度の剛性を確保することの2点により、1層あたりの変形を層間変形角1/100前後の現実的な値に抑制することが可能となる。これはかつてのソフトファーストストーリーの概念を複数層に拡張し人為的に大きな減衰性能を付加することによって実現したものである。
請求項(抜粋):
柱・梁・ブレース・耐震壁などで構成される建築物・土木構造物・工作物などの構造物で3層以上を有するn層の多層構造物において、下層部分のm層(2≦m≦(n/2))部分の水平剛性Kiをその直上階の水平剛性よりも低く、且つその層が支える上部の重量(その層以上の層重量の累計重量)Σwi(ton)に対して、0.01Σwi≦Ki≦0.10Σwi(ton/cm)、若しくは0.01Σwi≦Ki≦(1.0/n)・Σwi(ton/cm)の範囲となるように構成し、その低層部の低剛性層に減衰定数h≧40/m(%)となるように減衰装置を配置したことを特徴とする制震構造物。
IPC (5件):
E04H 9/02 301 ,  E04H 9/02 321 ,  E04B 1/34 ,  E04B 1/98 ,  F16F 15/02
FI (5件):
E04H 9/02 301 ,  E04H 9/02 321 A ,  E04B 1/34 H ,  E04B 1/98 L ,  F16F 15/02 F
引用特許:
審査官引用 (3件)
  • 能動型制震構造物
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平8-055853   出願人:鹿島建設株式会社
  • 特開昭64-024971
  • 特開昭63-083379

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