特許
J-GLOBAL ID:200903053690514992
エアフォイルの軸方向のクリアランスを制御するために断熱被膜を施したガスタービンエンジンケーシング
発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件):
志賀 富士弥 (外2名)
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-527802
公開番号(公開出願番号):特表平11-502913
出願日: 1996年03月13日
公開日(公表日): 1999年03月09日
要約:
【要約】ガスタービンエンジン10のエンジンケーシング20は、回転22及び固定24エアフォイルの間での軸方向のクリアランスを制御するために、選択的に断熱被膜60が施されている。被膜60は、エンジンケーシングの比較的薄い部分に施されており、ガスタービンエンジンの運転の過度状態におけるエンジンケーシングのこれらの部分の熱膨張を遅らせる。選択的に被膜が施されたエンジンケーシングは、過度状態において実質的に均一な加熱及び熱膨張を可能とし、それにより、ガスタービンエンジンのベーン24の軸方向での傾きを減少させる。
請求項(抜粋):
1.ガスタービンエンジンであって、圧縮機と、燃焼機と、タービンと、をそれぞれ含み、前記ガスタービンエンジンは、エンジンケーシング(20)内に配置されており、 前記ケーシングは、前方接続部(48)と、後方接続部(52)と、を備え、 前記圧縮機及び前記タービンは、固定ベーン(24)と、回転ブレード(22)が交互に設けられた列を含み、前記回転ブレードは、回転ディスク(26)に固定され、前記ベーンは、前記前方接続部及び前記後方接続部での連結によって前記エンジンケーシング(20)に取り付けられており、 前記前方接続部(48)は、前記後方接続部(52)よりも質量及び厚みが大きく、 前記後方接続部は、前記ベーンを受けるためのレール内部面(58)と、前記レール内部面に隣接して前記ケーシングの内部面を構成するレール外部面(56)と、を備えるガスタービンエンジンにおいて、 軸方向に制限された範囲で周方向の全周囲に渡って伸びるように前記レール外部面(56)に施された断熱被膜(60)を有し、前記内部レール(58)面には、被膜は施されておらず、 これにより、前記回転ブレードと、前記固定ベーンと、の間の軸方向の間隙を維持するように前記接続部の周囲に配置された前記ベーンの傾きが最小化されることを特徴とするガスタービンエンジン。
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