特許
J-GLOBAL ID:200903053712115396

車両用電動油圧パワーステアリング装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 鈴江 武彦
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-073649
公開番号(公開出願番号):特開平5-270424
出願日: 1992年03月30日
公開日(公表日): 1993年10月19日
要約:
【要約】【目的】この発明は、操舵力特性と省電力性との双方の性能を十分に両立させることを最も主要な特徴とする。【構成】ステアリング機構1をアシストするピストン機構12を設け、電動油圧ポンプ22とピストン機構の圧力受室31a,31bとを給排バルブ19を介し接続した油圧回路34を設け、車速および操舵状態に応じた設定の第1回路部37と、極低速域に停止モードが設定され、それ以降の速度域に最低能力の運転モードが設定された第2回路部37を設け、操舵時は第1回路部の設定にしたがい電動油圧ポンプを運転、非操舵時は第2回路部の設定にしたがい電動油圧ポンプを運転させる回路部37を設けた。これにより、非操舵の極低速域の電動油圧ポンプの電力消費をなくし、それ以降の非操舵の速度域も電力消費を最低にし、かつ非操舵から操舵に変わるときに速やかに所定アシスト力になるようにした。
請求項(抜粋):
ハンドルの操作にしたがって操舵輪を操舵方向に操舵するステアリング機構と、電動機を駆動源として駆動される電動油圧ポンプと、往復動可能なピストンの両側に圧力受室を設けてなり、前記ピストンの変位にしたがって、前記ステアリング機構を操舵方向にアシストするピストン機構と、前記電動油圧ポンプと前記ピストン機構の各圧力受室とを、前記ステアリング機構の操舵に応じて給・排動する給排バルブを介して接続してなり、前記ステアリング機構の操舵にしたがったアシスト力を各圧力受室に発生させるための油圧回路と、前記ステアリング機構の操舵時と非操舵時とを判別する判別手段と、車速および操舵状態に応じたアシスト力を満足する前記電動油圧ポンプの吐出性能が設定された第1の設定手段と、車両の停止から同停止に近い速度までの極低速域には前記電動油圧ポンプの運転を停止する停止モードが設定され、それ以降の速度が高くなる速度域には装置立上りを助ける前記電動油圧ポンプの最低能力の運転モードが設定された第2の設定手段と、前記判別手段の判別結果に応じ、操舵時は前記第1の設定手段の設定にしたがって前記電動油圧ポンプを運転させ、非操舵時は前記第2の設定手段の停止モードおよび運転モードにしたがって前記電動油圧ポンプを運転させる手段とを具備したことを特徴する車両用電動油圧パワーステアリング装置。

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