特許
J-GLOBAL ID:200903053720633401

残存ニトリル成分が低減されたアクリロニトリル-スチレン系共重合体の製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 若林 忠
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-033758
公開番号(公開出願番号):特開平8-231634
出願日: 1995年02月22日
公開日(公表日): 1996年09月10日
要約:
【要約】【構成】 アクリロニトリル系単量体とスチレン系単量体を必須成分とした塊状重合法又は溶液重合法で共重合体を製造する方法において、重合工程から抜き出された該重合液を真空槽に導入することで、残余のアクリロニトリル系単量体量を、重合体100重量部に対し0.003〜0.5重量部とし、さらに少なくとも2つ以上のベント口を設け、真空度を5〜500mmHgに保持した押出機に導入し、かつ真空槽の出口から該ベント口の上流部分において、該押出機に導入する重合液100重量部に対して1〜30重量部の水を分割して添加する。【効果】 製品中の残存揮発分が大幅に低減された樹脂を容易に製造することができる。
請求項(抜粋):
アクリロニトリル系単量体とスチレン系単量体を必須成分とし、必要であれば他の単量体を塊状重合法又は溶液重合法で共重合体を製造する方法において、上記単量体混合液を重合工程で重合後、重合体と未反応単量体、溶液重合の場合は溶剤を含む重合液から、揮発成分を除去するにあたり、(1)重合工程から抜き出された該重合液を3〜500mmHgの真空槽に導入することで、残余のアクリロニトリル系単量体量を、重合体100重量部に対し0.003〜0.5重量部とし、(2)引き続き、上記真空処理した重合液を少なくとも2つ以上のベント口を設け、真空度を5〜500mmHgに保持した押出機に導入し、(3)なおかつ真空槽の出口から該ベント口の上流部分において、該押出機に導入する重合液100重量部に対して1〜30重量部の水を分割して添加し、(4)該ベント口から、添加した水と残余の揮発成分を除去し、最終的に得られた重合体100重量部に対して残余のアクリロニトリル系単量体を0.001重量部未満になるよう処理する事を特徴とするアクリロニトリル-スチレン系共重合体の製造方法。
IPC (4件):
C08F 6/10 MFN ,  C08F 6/10 MFS ,  C08F 2/02 MAP ,  C08F 2/06 MAY
FI (4件):
C08F 6/10 MFN ,  C08F 6/10 MFS ,  C08F 2/02 MAP ,  C08F 2/06 MAY

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