特許
J-GLOBAL ID:200903053734059538

内燃機関の燃料噴射制御装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 恩田 博宣
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-304193
公開番号(公開出願番号):特開平6-146958
出願日: 1992年11月13日
公開日(公表日): 1994年05月27日
要約:
【要約】【目的】個々の燃料噴射ノズルの燃料洩れ率に差があったとしても、その燃料洩れ率を正確に把握して、エンジン始動時において良好な始動性を確保する。【構成】燃料噴射ポンプから圧送された燃料はデリバリパイプ5を通って燃料噴射ノズル4A〜4Dへ供給される。デリバリパイプ5の途中に、燃料圧力を検出する燃圧センサ29が設けられる。燃圧センサ29等からの信号に基づき、ECU40により燃料噴射ノズル4A〜4D等が制御される。即ち、エンジン1始動時においてソーク時間と燃料圧力とが検出され、それらの値に応じたマップがECU40により参照されて補正量が算出される。基本始動時噴射量からその補正量の減算された値が目標噴射量として設定される。従って、個々の燃料噴射ノズル4A〜4Dに製造上のばらつきがあっても、燃料洩れ率が正確に把握され、始動時噴射量はソーク時間に対する燃料の洩れ具合に応じて適正なものとなる。
請求項(抜粋):
所定レベル以上の燃料圧力を得て開弁され、内燃機関に燃料を噴射する燃料噴射ノズルと、前記燃料噴射ノズルへ燃料を圧送するために駆動制御される燃料噴射ポンプと、前記燃料噴射ポンプと前記燃料噴射ノズルとの間の燃料供給通路内における燃料圧力を検出する燃料圧力検出手段と、前記内燃機関の停止時から始動時までのソーク時間を計測する計時手段と、前記内燃機関の始動時における前記燃料圧力検出手段の検出結果に基づき、予め設定された基準燃料圧力との差を算出し、その算出結果に基づいて燃料の洩れ量を演算する燃料洩れ量演算手段と、前記計時手段の計測結果と、前記燃料洩れ量演算手段の演算結果とに基づき、単位時間当たりの燃料の洩れ率を演算する燃料洩れ率演算手段と、前記燃料洩れ率演算手段の演算結果に基づき、前記内燃機関の始動時における燃料噴射量の補正量を演算する燃料噴射量補正量演算手段と、前記燃料噴射量補正量演算手段の演算結果に基づき、目標とする燃料噴射量を演算し、その演算結果に基づいて前記燃料噴射ノズルを駆動制御して燃料噴射量を制御する燃料噴射量制御手段とを備えたことを特徴とする内燃機関の燃料噴射制御装置。
IPC (2件):
F02D 41/06 330 ,  F02D 41/04 330

前のページに戻る