特許
J-GLOBAL ID:200903053766374478

光ディスクの傷の修復方法

発明者:
出願人/特許権者:
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-151695
公開番号(公開出願番号):特開平7-334871
出願日: 1994年06月08日
公開日(公表日): 1995年12月22日
要約:
【要約】【目的】 樹脂製光ディスク表面の傷を消滅させて修復し、元の状態に復元する。【構成】 樹脂製光ディスク基板の傷に、基板樹脂を溶解可能な溶剤蒸気を局部的に吹き付けて、傷部周辺を溶解することで傷を消滅させる。傷が溶解すると液状となり表面張力により凹凸が打消し合って元の平面となる。溶剤が蒸発すると光沢面を有する平面となり修復が完了する。溶剤蒸気はノズル様の吐出口のある密閉容器内で溶剤の沸点未満の温度で生成したものである。容器内に溜まった蒸気を手動で吐出することができるため、傷部のみを注視して溶解できる。これにより簡単な道具で、修復の失敗、溶剤使用量、溶剤蒸気暴露が極めて少ない修復ができる。微細な傷は蒸気を吹き付けるだけで瞬時に傷を消滅できる。また、深さが0.2mmのかなり深い傷まで蒸気を吹き付けることで容易に修復できる。例えば、ポリカーボネート製光ディスクの場合は、修復用溶剤として塩化メチレンまたはこれを主剤とした混合溶剤を使用する。
請求項(抜粋):
樹脂製光ディスク基板の傷に、少なくとも1つ以上の基板樹脂を溶解可能な溶剤を、容器内でその溶剤の沸点未満の温度で生成した蒸気を局部的に吹き付けて溶解することを特徴とする光ディスクの修復方法。

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