特許
J-GLOBAL ID:200903053775269911

ホルマザン金属錯体系色素を用いた光記録媒体および光安定化方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 石井 陽一
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-104806
公開番号(公開出願番号):特開平8-295079
出願日: 1995年04月05日
公開日(公表日): 1996年11月12日
要約:
【要約】【構成】 下記化50で示されるホルマザン金属錯体系色素を光吸収色素記録層に含有させた光記録媒体とする。また、この化合物を光安定化剤として用いる。【化50】【効果】 溶解性が良好で、熱分解温度の適度に低いホルマザン金属錯体系色素を光吸収色素として用いているので、特に記録感度が高いなど、高感度で耐光性に優れた光記録媒体が得られる。また、広い波長領域にわたって高い反射率が得られ、現行波長および短波長化したレーザー波長への対応が可能で、レーザーの発振波長のバラツキやドリフトなどに対して安定である。また、光安定化剤として用いた場合、耐光性に優れ高性能の光記録媒体が得られる。さらには、色素一般の光劣化を防止できる。
請求項(抜粋):
下記化1および化2で示されるホルマザン金属錯体系色素のうちの少なくとも1種を含有する記録層を有するホルマザン金属錯体系色素を用いた光記録媒体。【化1】【化2】〔化1および化2の各々において、Mは2価の金属原子を表す。化1におけるA1 は下記化3中のものである。【化3】(化3において、Q1 はCおよびNとともに5または6員の複素芳香環を形成するのに必要な原子群を表し、これらの複素芳香環はさらに縮合環を有していてもよい。)化2において、A2 は下記化4中のA21またはA22である。【化4】(化4のA21において、Q2 はCおよびNとともに9または10員の複素芳香環を形成するのに必要な原子群を表し、これらの複素芳香環はさらに縮合環を有していてもよい。A22において、Q3 はCとともに5もしくは6員の複素芳香環またはベンゼン環を形成するのに必要な原子群を表し、これらの環はさらに縮合環を有していてもよい。A22において、Zはオキシ基(-O-)、チオ基(-S-)、イミノ基(-NH-)、オキシカルボニル基(-O-CO-)、イミノカルボニル基(-NH-CO-)またはイミノスルホニル基(-NH-SO2 -)を表す。)A1 、A21およびA22においては各々Cでホルマザン骨格のNと結合し、A1およびA21においては各々Nで、またA22においてはZでMに配位する。化1および化2の各々において、Yは芳香族基、アルキル基、アシル基、アルコキシカルボニル基、シアノ基、ニトロ基、アルコキシ基またはアルキルチオ基を表す。R1 、R2 、R3 、R4 およびR5 は各々水素原子、アルキル基、アルコキシ基、ニトロ基、シアノ基、ハロゲン原子、アリール基、アリールオキシ基、アシル基、アルコキシカルボニル基、カルバモイル基またはアミノ基を表し、R4 およびR5 のうちの少なくとも一方は水素原子である。nはMに配位するホルマザン配位子の数を表し、1または2である。Xはホルマザン金属錯体の対イオンを表し、kは電荷の均衡を保つための数である。化1および化2中、点線はMに対する配位結合を示す。〕
IPC (3件):
B41M 5/26 ,  C09B 50/00 ,  G11B 7/24 516
FI (3件):
B41M 5/26 Y ,  C09B 50/00 ,  G11B 7/24 516

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