特許
J-GLOBAL ID:200903053779436049

エレクトロクロミックガラス板集成装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 柳田 征史 (外1名)
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-529369
公開番号(公開出願番号):特表平9-500739
出願日: 1995年05月16日
公開日(公表日): 1997年01月21日
要約:
【要約】本発明は、第1の透明電極基体、例えば、第1のガラス板、該第1の透明電極基体に対して平行に間隔をおいて配置された第2の電極基体、好ましくは、第2のガラス板、および前記2つの電極基体を接合するイオン伝導層からなるエレクトロクロミックガラス板集成装置であって、前記イオン伝導層が、酸化しにくい陰イオンを含む少なくとも1種類の塩、および陽イオン、好ましくは金属イオンを供給するのに適した少なくとも1種類のドープ剤を含有するポリマーマトリクスからなり、前記イオン伝導層に向かって面する前記第1の透明電極基体の表面が第1の透明電極層を担持しており、前記イオン伝導層と表面が接触している、好ましくは三酸化タングステンからなる活性エレクトロクロミック層がこの第1の透明電極層に隣接しており、この活性エレクトロクロミック層の透明性および/または色が前記第1の電極層による電子の吸収または放出および前記イオン伝導層からのドープ剤のイオンの放出や該イオン伝導層へのドープ剤のイオンの受容の結果として可逆的に変えられ、前記イオン伝導層に向かって面する前記第2の電極基体の表面が第2の透明電極層を担持しており、前記イオン伝導層と表面が接触している透明層が、この第2の透明電極層に隣接しており、好ましくはイオンの挿入により電荷の可逆的な蓄積に適しているガラス板集成装置に関するものである。前記イオン伝導層(22)は、ある比率の容易に酸化しやすい陰イオンからなる少なくとも1種類の塩、および/または電気的に中性であり、前記エレクトロクロミックガラス板集成装置の透過率を変更する際に色が変化しない、少なくとも1種類の容易に酸化しやすい有機化合物を含む。
請求項(抜粋):
第1の透明電極基体、該第1の透明電極基体に対して平行に間隔をおいて配置された第2の電極基体、および前記2つの電極基体を接合するイオン伝導層からなるエレクトロクロミックガラス板集成装置において、前記イオン伝導層が、酸化しにくい陰イオンを含む少なくとも1種類の塩、および陽イオンを供給するのに適した少なくとも1種類のドープ剤を含有するポリマーマトリクスからなり、前記イオン伝導層に向かって面する前記第1の透明電極基体の表面が第1の透明電極層を担持しており、前記イオン伝導層と表面が接触している活性エレクトロクロミック層がこの第1の透明電極層に隣接しており、この活性エレクトロクロミック層の透明性および/または色が、前記第1の電極層による電子の吸収または放出および前記イオン伝導層からのドープ剤のイオンの放出や該イオン伝導層へのドープ剤のイオンの受容の結果として可逆的に変えられ、前記イオン伝導層に向かって面する前記第2の電極基体の表面が第2の透明電極層を担持しており、前記イオン伝導層と表面が接触している透明層が、この第2の透明電極層に隣接し、電荷の可逆的な蓄積に適しており、 前記イオン伝導層(22)が、 ある比率の容易に酸化しやすい陰イオンからなる少なくとも1種類の塩、および/または 電気的に中性であり、前記エレクトロクロミックガラス板集成装置の透過率を変更する際に色が変化しない少なくとも1種類の容易に酸化しやすい有機化合物、を含むことを特徴とするエレクトロクロミックガラス板集成装置。

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