特許
J-GLOBAL ID:200903053822046284
乳化物の製造
発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件):
青山 葆 (外1名)
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-515337
公開番号(公開出願番号):特表平9-507791
出願日: 1995年10月24日
公開日(公表日): 1997年08月12日
要約:
【要約】液のジェト流を第一通路に沿って導き、そして、新しい通路に沿うような制御された流れに液が向き直すような構造を第一通路の中に置き、そして第一の通路と新しい通路とが特定の方向に向いた時に液中で剪断力やキャビテーションが起きる。それにより乳化は達成される。乳化物は乳化製造機構の端の出口から絶えず流れ出されている。そして冷媒を一般的にはその乳化物の流れと逆方向に、乳化物の流体から熱交換できるように極めて接近した状態で流し出させる。これにより、乳化完了後すぐに温かい乳化物は安定される。他の局相として、第二流体の成分の中で第一流体の成分を乳化させる。方法としては、本質的に流れのない状態で第一流体の成分を空洞部に供給する。第二流体の成分をジェット流にしてその第一流体成分に向ける。二つの流体の温度とジェット流の速度に影響を受け、二つの流体での相互作用による水理学的分離を起因としてキャビテーションは発生し乳化が達成される。他の局相として、高圧ポンプによって乳化セルの中に導かれる高圧流体ライン中での圧力の変動を少なくするためにコイルチューブを用いる。二つ割りノズルを乳化製造機構の中に用いる。吸収セルはジェット流を反転するために反応室の端に反射面を設けている。そして反射面からその反応室の開口部までの距離を調整するための機構が設けられている。モジュラータイプの乳化製造機構には色々なやり方でお互いをフィティングできるカップリングの連続体を含んでいる。オリフィスサポートはカップリングの中に装備することもでき、そしてそのサポートを回転させることで両端の位置を逆転させ、その端の各々がその位置に応じてオリフィスの入り口であったり出口であったりすることができるものである。
請求項(抜粋):
1. 流体中での乳化作用を発生させるのに用いる方法であって、 流体のジェット流を第一通路に沿って導き、 新しい通路に沿って制御された流れに流体を導くように、前記第一通路の中に構造体を配置することよりなり、第一通路と新しい通路とが流体において剪断力とキャビテーションが発生するように向きが定められてなる方法。2. 請求項1に記載の方法であって、更に、第一通路と新しい通路とをほぼ正反対に向きが定めることよりなる方法。3. 請求項1に記載の方法であって、更に、一貫した流れをジェット流を取り囲む円筒形の流れに形成することよりなる方法。4. 請求項1に記載の方法であって、前記配置された構造体が反射面からなる方法。5. 請求項4に記載の方法であって、前記反射面はほぼ半円球状であることよりなる方法。6. 請求項4に記載の方法であって、前記反射面はほぼテーパー状であることよりなる方法。7. 請求項4に記載の方法であって、前記反射面はウェルの端部に形成されてなる方法。8. 請求項7に記載の方法であって、更に、ウェル内の圧力を調節することよりなる方法。9. 請求項7に記載の方法であって、更に、ウェルの開口から反射面までの距離を調節することよりなる方法。10. 請求項7に記載の方法であって、更に、ウェルの開口の大きさを変更する手段を備えてなる方法。11. 請求項7に記載の方法であって、ウェルから出てくる時に制御された流れを、前記ウェルの開口から絶えず環形シート状で流れ出すように導いてなる方法。12. 請求項11に記載の方法であって、更に、環形シート状での流れとは逆の方向に冷媒を環形状に流れるように導いてなる方法。13. 乳化完了後すぐに温かい乳化物を安定させるのに用いる方法であって、 乳化物を乳化製造機構の端の出口から絶えず流出させ、 その乳化物の流れとほぼ逆方向に、乳化物の流体から熱交換できるように極めて接近した状態で冷媒を流出させることよりなる方法。14. 請求項13に記載の方法であって、更に、乳化物が乳化製造機構から流れ出された時に当該乳化物の流れを薄い環状層の流れに形成してなる方法。15. 請求項13に記載の方法であって、更に、冷媒が乳化物と逆に流れている時に、冷媒は薄い環状の層のような流れを形成してなる方法。16. 請求項13に記載の方法であって、冷媒は乳化物と混ざり合ってもよい液体又は気体からなる方法。17. 請求項13に記載の方法であって、乳化物と冷媒との流れが環状のバルブの開成時に発生させるようにしてなる方法。18. 第二流体成分の中で第一流体成分を乳化させるために用いる方法であって、 ほぼ停滞状態で第一流体成分を空洞部に供給し、 そして第二流体成分をジェット流にしてその第一流体成分に向け、 前記流体の温度とジェット流速を、その両方の流体の界面においての水理学的分離によりキャビテーションが発生するように選ばれてなる方法。19. 請求項18に記載の方法であって、第二流体成分は乳化または分散系での連続相からなる方法。20. 請求項18に記載の方法であって、第一流体成分は乳化系での非連続相からなる方法。21. 請求項18に記載の方法であって、第一流体成分は分散系での固体非連続相からなる方法。22. 請求項18に記載の方法であって、第一流体成分を環状反応室へ供給し、そしてその環状反応室の中に開口しているオリフィスの出口からジェット流をそこに噴出させることよりなる方法。23. 請求項18に記載の使用方法であって、水理学的分離による乳化完成後、もう一段の乳化を行うために製品をオリフィスを介して通過させてなる方法。24. 請求項18に記載の使用方法であって、水理学的分離による乳化完成後、製品をその次の処理可能な反応室に導くことよりなる方法。25. 請求項24に記載の方法であって、その次の処理可能な反応室で乳化物に追加の成分を追加することよりなる方法。26. 請求項24に記載の方法であって、急冷や乳化物を安定させるために、その次の処理可能な反応室に冷媒を当てることよりなる方法。27. 請求項24に記載の方法であって、その次の処理可能な反応室は製品のジェット流が向けられる吸収セルからなる方法。28. 高圧ホンプによって流体ラインから導かれる乳化セルでの圧力変動を減少させる装置であって、 高圧ポンプと乳化セルの間の流体ラインにあるコイル状のチューブからなり、該チューブは、内部容積、壁の厚み、コイルの直径、そしてコイルの巻き形態によりそれらが丁度圧力の変動を吸収し、更にポンプから発生された高圧にも耐えられるようになっていることよりなる装置。29. 請求項28に記載の装置であって、コイルチューブのまわりに熱倍や冷媒を通せるポートを有するシェルを更に設けてなる装置。30. 乳化製造機構に用いるノズルであって、互いに衝合する平坦面を持つ二つの本体部からなり、 少なくとも一方の本体部にはノズルにおけるオリフィスを形成する溝が彫が形成されており、 前記平坦面は、二つの本体部が十分な力で密着した時、液の流れはそのオリフィス部に限定されるように充分平坦になっていることよりなるのずる。31. 請求項30に記載のノズルであって、キャビテーションが発生する面はその溝に形成されてなるのずる。32. 請求項30に記載のノズルであって、前記溝の壁面にコーティングを施してなるノズル。33. 請求項32に記載の方法であって、前記コーティング材はダイヤモンドまたは極性物質、非極性物質からなるノズル。34. 乳化製造機構に用いる吸収セルであって、 二つの混ざり合わない成分を持つジェット流体を受け止めるための開放端を一端に有し、該反応室の他端に設けられてジェット流を反転させる反射面とを有する細長い反応室と、 前記反応室の前記開放端から反射面までの距離を調整する機構とからなる吸収セル。35. 請求項34に記載の吸収セルであって、前記反射面は種々の用途に応じて交換可能であることよりなる吸収セル。36. 請求項34に記載の吸収セルであって、前記反応室の前記開放端に挿入する取外し自在入れ子を備え、該入れ子には、反応室の内壁より狭い径のオリフィスが形成されていることよりなる吸収セル。37. 請求項34に記載の吸収セルであって、異なった用途に応じて交換自在な入れ子挿入物を備えてなる吸収セル。38. 種々の方法で互いを接続できるカップリングの連続体から成る単体型乳化製造構造体であって、少なくとも一つの前記カップリングの各々は、 カップリングの一端に形成された環状雄型シール面と、 カップリングの他端に形成された環状の雌型シール面とからなり、 上流側カップリングから下流側カップリングへ液が流れるように、雄型シール面と雌型のシール面の間に形成された開口と、 カップリングに供給液を供給し、カップリングから液を取り出すポートとからなり、 少なくとも液が流れる開口の幾つかはジェット流を形成するのに十分に狭くなっており、 前記シール面は、構造物の長ての方向に沿って圧縮された力でカップリングを十分につなぎこむ時に液漏れが生じないシール性を保てるように十分に滑らかであることよりなる単体型乳化製造構造体。39. 請求項38に記載の構造体であって、処理を行う反応室は上流側カップリングの一つの雄型シール面と下流側カップリングの一つの雌型シール面との間に形成されてなる単体型乳化製造構造体。40. 請求項38に記載の構造体であって、カップリングの幾つかにおいて、オリフィスはカップリングの一つの端から他の端まで延在してなる構造体。41. 請求項38に記載の構造体であって、該構造体の一端に吸収セルを設けてなる単体型乳化製造構造体。42. 請求項38に記載の構造体であって、冷媒の環状の流れの層を発生させるための小さな環状の開口を形成するために、カップリングの一つを他のカップリングの中にまで延在させることよりなる単体型乳化製造構造体。43. 請求項38に記載の構造体であって、カップリングの中の幾つかのポートはCIP/SIP洗浄と(又は)滅菌処置用として用いることよりなる単体型乳化製造構造体。44. 請求項4に記載の方法であって、追加の成分をその反射面に隣接した空間にして、ほぼ制御された流体の新しい通路の方向に注入することよりなる方法。45. 乳化製造構造体に用いる装置であって、 カップリングと、 構造体の他の構成物の中に両端を向けている乳化オリフィスを含むオリフィス支持体とからなり、該オリフィス支持体はカップリングの中に装備されて、そのサポートを回転させることで両端の位置を逆転させ、しかも、その端の各々がその位置に応じて選択的にオリフィスの入口もしくは出口となるように構成した装置。
IPC (2件):
FI (2件):
B01F 5/00 A
, B01F 3/08 A
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