特許
J-GLOBAL ID:200903053822998196
前処理に加圧浮上、酸素付加を併用した回分式活性汚泥処理設備
発明者:
出願人/特許権者:
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平11-354920
公開番号(公開出願番号):特開2001-129583
出願日: 1999年11月09日
公開日(公表日): 2001年05月15日
要約:
【要約】〔課題〕 生活廃水、産業廃水、畜舎汚水、閉鎖水域の汚濁水等は、しばしば高いBOD値を呈する。このような高BOD廃水を活性汚泥法によって処理する場合、一般に酸素不足で、非糸状性バルキング又は多くの場合糸状性バルキングを起こし、その結果固液分離障害により放流水質が悪化し社会問題にまで発展する。近年処理水の放流基準も年々厳しさを増し、その上富栄養化防止のため、窒素、リンの規制も強化されている。そのため標準活性汚泥法もその変法として嫌気-好気又は、嫌気-無酸素-好気法を採用せざるをえないケースが多くなった。〔解決手段〕本考案は従来の回分式活性汚泥処理設備の前処理に加圧浮上、酸素付加装置を設置するだけで処理水質の向上、窒素、リンの除去、N-ヘキサン抽出物質の除去、ならびにバルキングの発生防止となる、コンパクトな処理法である。
請求項(抜粋):
図-1に示す通り、揚水ポンプ?@より送られた原水は、細目スクリーン?Aにより原水中の粗粒子を篩い分け除去した後、調整槽で更に気液混合器の無閉塞ラインミキサー?Cを用い吸引ポンプ?Bから圧送される原水と、コンプレッサー?Eより送られる圧縮空気を混合した後、大気圧下に放出することで、微細粒子(コロイド粒子)を含むSS分を浮上分離する。また、同時に高圧下(1kg/cm2)で、水と空気を無限に近い薄層状態で、接触反応させることで、効果的に溶存酸素を飽和点近くにまで高める加圧浮上、酸素付加装置?Dを併用した回分式活性汚泥処理法である。回分式活性汚泥処理設備の調整槽にラインミキサーによる、気液混合装置を付設したコンパクトな設備である。図-2に示すように曝気槽では、回分式活性汚泥法を採用しているため、▲12▼好気、▲13▼嫌気、▲14▼無酸素、▲15▼沈殿分離の4工程を一槽中で行うので結果として次のような利点がある。1).前処理でSSをほぼ完全に除去した後に活性汚泥処理をするため、余剰汚泥の発生を少なくした活性汚泥処理法である。2).好気▲12▼-嫌気▲13▼-無酸素▲14▼、工程を経て、沈殿分離されるため脱窒、脱リンが可能となった。3).無酸素ゾーンを経ることで糸状菌が発生しないため、糸状菌性バルキング現象が四季を通じてほとんどなくなった。
IPC (2件):
FI (3件):
C02F 3/12 Q
, C02F 3/12 T
, C02F 1/24 A
Fターム (12件):
4D028AA01
, 4D028AA08
, 4D028AB03
, 4D028BA00
, 4D028BB01
, 4D028BC18
, 4D028BD16
, 4D028CA10
, 4D037AA11
, 4D037BA02
, 4D037CA06
, 4D037CA07
前のページに戻る