特許

J-GLOBAL ID：200903053829897050

回転陰極X線管

発明者： 戸波 寛道
出願人/特許権者： 株式会社島津製作所
代理人 (1件)： 杉谷 勉
公報種別：公開公報
出願番号（国際出願番号）：特願平4-280578
公開番号（公開出願番号）：特開平6-105833
出願日： 1992年09月25日
公開日（公表日）： 1994年04月19日
要約：

【要約】【目的】 回転陰極の回転駆動力を最小にするとともに、回転陰極への熱の蓄積を低減する回転陰極X線管を提供する。【構成】 回転陰極3の外周辺には磁気浮上用マグネット10が周設されており、真空容器1の外周下部には超伝導プレート11を収納した冷凍機12が設けられている。冷凍機12は超伝導プレート11を超伝導状態に保持するため、超伝導プレート11の臨界温度以下に冷却されている。超伝導状態に保持された超伝導プレート11はマイスナー効果により完全反磁性体になるため、磁気浮上用マグネット10から発生される磁場は打ち消され、見かけ上、反発力がはたらいて回転陰極3は浮上させられ、回転陰極3の回転を阻止する方向に渦電流が発生することはなく、渦電流による発熱も防止される。

請求項（抜粋）：

X線発生用の電子線放出部を支持して回転する環状の回転陰極と、前記回転陰極の対向位置に固定設置される環状の固定陽極とを環状の真空容器に内装してある回転陰極X線管において、前記回転陰極に磁気浮上用マグネットを周設し、超伝導状態に保持された超伝導体を前記磁気浮上用マグネットに対向して真空容器に固定支持したことを特徴とする回転陰極X線管。