特許
J-GLOBAL ID:200903053836308699

臓器の生存力を維持及び/又は回復する装置及び方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 杉村 興作
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願2002-529870
公開番号(公開出願番号):特表2004-513889
出願日: 2001年08月27日
公開日(公表日): 2004年05月13日
要約:
臓器の生存力をモニタし、維持し、及び/又は回復し、また保存及び/又は搬送のために器官を貯蔵する臓器灌流装置及び方法である。他の装置としては、臓器搬送器、臓器カセット、及び臓器診断装置がある。本発明方法は、好適には、臓器搬送及び/又は保存のために低体温臓器フラッシングした後に、低体温及び/又は正常体温の温度で臓器を灌流する。本発明方法は、臓器を定常状態での露出又は低体温灌流での露出の前又は後に実施することができる。臓器の生存力は、臓器を薬液、例えば、酸素添加した架橋ヘモグロビンを主成分とする重炭酸塩薬液を、正常体温の温度で灌流して高エネルギヌクレオチド(例えば、ATP)レベルを回復させることによって回復する。灌流にあたり、臓器灌流圧力は、臓器内に配置した導管の端部に配置したセンサに応答して加圧薬液リザーバによって制御するのが好適であり、灌流圧力を精細に調整し、過剰圧力となるのを防止し、また流れを緊急遮断することができるようにする。低体温モードでは、好適には、簡単な結晶体溶液を含有する酸化防止剤の薬液を間欠的に又は連続した低速の流れとして臓器に灌流させる。薬液は低圧力ヘッドを有する中継タンクから臓器に供給して臓器の過加圧状態を回避する。過加圧状態を回避することによって、内皮の毛細血管層や全体的臓器組織へのダメージを防止又は減少する。臓器の生存力は、好適には、薬液の灌流液特性をモニタすることによって自動的にモニタする。
請求項(抜粋):
臓器の灌流、保存、診断及び搬送のうちの少なくとも一つを行うため臓器を保持する装置において、 可搬性のハウジングと、 前記ハウジング内に臓器を支持する形状の臓器支持面であって、前記ハウジングが、臓器灌流装置、臓器搬送器装置、及び臓器診断装置のうちの少なくとも一つにって収容される形状とし、ハウジング内に導管を挿通して臓器に接続することができるようにした開口を設け、またハウジングの底部を液体密にした臓器支持面とを具えたことを特徴とする装置。
IPC (1件):
A01N1/02
FI (1件):
A01N1/02
Fターム (3件):
4H011CA01 ,  4H011CB05 ,  4H011CC01

前のページに戻る