特許
J-GLOBAL ID:200903053843415808

データ変換方法、描画システムおよびプログラム

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 松阪 正弘
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2008-083497
公開番号(公開出願番号):特開2009-237917
出願日: 2008年03月27日
公開日(公表日): 2009年10月15日
要約:
【課題】複数の図形要素のベクトルデータである入力データをランレングスデータである出力データに変換する際に、複数の図形要素の隣接部がそれぞれ中間濃度である場合に、複数の図形要素間に中間濃度の筋が生じることを防止する。【解決手段】データ変換装置では、ランレングス生成の単位となる単位領域800に垂直な方向に隣接する図形要素83,86を含む入力データをランレングスデータに変換する際に、互いに重なる第1端部ランレングス861の中間濃度「0.5」と第2端部ランレングス832の中間濃度「0.5」との和が図形濃度「1」以上となる場合は、第1端部ランレングス861および第2端部ランレングス832の双方と重なる部位に図形濃度「1」が付与される。これにより、隣接して配列された2つの図形要素83,86の間に、中間濃度の筋が生じることを防止することができる。【選択図】図9
請求項(抜粋):
複数の図形要素のベクトルデータである入力データをランレングスデータである出力データに変換するデータ変換方法であって、 a)入力データに含まれる複数の図形要素のベクトルデータに基づいて、各図形要素を第1の方向を向く直線にて所定幅毎に分割し、前記各図形要素を分割された領域のランレングスの集合として表す部分ランレングスデータを生成する工程と、 b)前記複数の図形要素が配置される配置領域を前記第1の方向を向く直線にて前記所定幅毎に分割することにより前記第1の方向に垂直な第2の方向に配列された前記所定幅の複数の単位領域を設定し、前記複数の単位領域のうち一の単位領域を注目単位領域として決定する工程と、 c)前記注目単位領域と重なる一または複数の図形要素を注目図形要素として抽出する工程と、 d)各注目図形要素の前記注目単位領域と重なるランレングスに基づいて前記注目単位領域の単位ランレングスデータを生成して出力する工程と、 e)前記複数の単位領域に対して前記c)工程および前記d)工程を順次繰り返すことにより、前記複数の単位領域の単位ランレングスデータを順次生成して前記複数の図形要素のランレングスデータである出力データを生成する工程と、 を備え、 前記a)工程において生成される前記各図形要素の部分ランレングスデータにおいて、前記第2の方向における一方および他方の端部にそれぞれ位置する第1端部ランレングスおよび第2端部ランレングス以外のランレングスに前記各図形要素に設定される濃度である図形濃度が関連付けられており、前記第1端部ランレングスおよび前記第2端部ランレングスが、前記図形濃度、および、前記図形濃度と前記配置領域の背景領域に設定された背景濃度との間の少なくとも1つの中間濃度のいずれかを有し、 前記d)工程において、 前記注目単位領域のうち、いずれかの図形要素の前記図形濃度を有するランレングスと重なる部位に前記図形濃度が付与され、 前記注目単位領域のうち、いずれの図形要素とも重ならない部位に前記背景濃度が付与され、 前記注目単位領域のうち、中間濃度を有する少なくとも1つの第1端部ランレングスのみと重なる部位に、前記少なくとも1つの第1端部ランレングスが有する中間濃度のうち最小値以上最大値以下の中間濃度が付与され、 前記注目単位領域のうち、中間濃度を有する少なくとも1つの第2端部ランレングスのみと重なる部位に、前記少なくとも1つの第2端部ランレングスが有する中間濃度のうち最小値以上最大値以下の中間濃度が付与され、 前記注目単位領域のうち、中間濃度を有する少なくとも1つの第1端部ランレングスおよび中間濃度を有する少なくとも1つの第2端部ランレングスと重なる部位に、前記少なくとも1つの第1端部ランレングスの中間濃度のうち最も前記図形濃度に近い濃度と前記少なくとも1つの第2端部ランレングスの中間濃度うち最も前記図形濃度に近い濃度との和が前記図形濃度以上の場合には前記図形濃度が付与され、前記和が前記図形濃度を下回る場合には前記背景濃度または前記和に最も近い中間濃度以下の中間濃度が付与されることを特徴とするデータ変換方法。
IPC (1件):
G06T 11/40
FI (1件):
G06T11/40 200D
Fターム (3件):
5B080AA01 ,  5B080FA00 ,  5B080GA26
引用特許:
出願人引用 (1件)

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