特許
J-GLOBAL ID:200903053850104109

ワンウエイクラッチ

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 大川 宏
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平10-345823
公開番号(公開出願番号):特開2000-170798
出願日: 1998年12月04日
公開日(公表日): 2000年06月20日
要約:
【要約】【課題】構造が簡素で回転慣性質量が小さく拘束衝撃の緩和が可能であって、小型軽量化の実現が容易なワンウエイクラッチを提供すること。【解決手段】接続部材13は、基端部がクラッチインナ11に保持されて周方向一方側及び径方向一方側へ延設される板状の弾性変形部133をもち、この弾性変形部133は自己の弓状湾曲弾性変形によりクラッチアウタ12の内周面すなわち爪部17に押し付けられる。爪部17は、周方向一方側に緩傾斜の摺接面15を、周方向他方側に急傾斜の係止面16を有し、これにより、弾性変形部133の先端は、クラッチアウタ12に対する一方向への相対回転に際して緩傾斜の摺接面上15を摺動し、逆方向への相対回転に際して急傾斜の係止面16に係止される。
請求項(抜粋):
互いに対向する周面を有して相対回転自在に同心配置されたクラッチアウタ及びクラッチインナと、前記クラッチアウタ及びクラッチインナの一方の周面に設けられて、周方向一方側に緩傾斜の摺接面を、周方向他方側に急傾斜の係止面を有する略鋸歯状の爪部と、前記クラッチアウタ及びクラッチインナの他方の周面から周方向一方側及び径方向一方側へ延設されて、先端が前記クラッチアウタ及びクラッチインナの前記一方の周面に自己の弾性変形により押圧される板状の弾性変形部を有する接続部材と、を備え、前記弾性変形部の先端は、前記クラッチアウタ及びクラッチインナの一方に対する一方向への相対回転に際して前記緩傾斜の摺接面上を摺動しつつ前記クラッチアウタ及びクラッチインナの相対回転を許容し、前記クラッチアウタ及びクラッチインナの一方に対する逆方向への相対回転に際して前記急傾斜の係止面に係止されて前記相対回転を禁止することを特徴とするワンウエイクラッチ。

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