特許
J-GLOBAL ID:200903053865494256

内燃機関の燃料噴射装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 足立 勉
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-017869
公開番号(公開出願番号):特開平8-210170
出願日: 1995年02月06日
公開日(公表日): 1996年08月20日
要約:
【要約】【目的】 電源電圧を越える高電圧により燃料噴射弁を駆動する内燃機関の燃料噴射装置において、装置を小型化でき、かつ安定した動作を実現可能にする。【構成】 ディーゼルエンジンの各気筒に燃料を噴射供給するインジェクタの電磁ソレノイドL1〜L6の通電開始時にピーク電流を供給するために、コンデンサCに高電圧を充電する昇圧回路74、ポンプコントロールバルブを閉弁駆動する電磁ソレノイドLa,Lbの通電遮断時に発生するフライバック電流をコンデンサCに供給する電流経路P1とバッテリBTに還流する電流経路P2とを切替制御する切替回路69を備えた装置において、昇圧回路74によるコンデンサCの充電状態に基づき、フライバック電流にてコンデンサCを充電してもその両端電圧が所定の充電電圧を越えないと判断された場合にのみ電流経路P1を導通する。この結果、コンデンサCが充電電圧を越えて充電されることがない。
請求項(抜粋):
内燃機関に燃料を噴射供給するための燃料噴射弁と、上記燃料噴射弁への駆動電流供給経路に並列に設けられたコンデンサと、上記駆動電流供給経路に直列に設けられたスイッチング手段と、上記コンデンサを電源電圧を越える高電圧に充電する昇圧手段と、上記内燃機関の運転状態に応じて、上記燃料噴射弁の通電時間及び通電開始時期を算出し、該算出結果に応じて上記スイッチング手段を駆動制御し、上記燃料噴射弁を開弁させて燃料を噴射させると共に、当該燃料噴射弁が閉弁している時に、上記昇圧手段を駆動して上記コンデンサを充電する制御手段と、を備えた内燃機関の燃料噴射装置において、上記燃料噴射弁の開閉に関連して通電制御され上記燃料噴射弁とは別に設けられた電磁アクチュエータの通電遮断時に流れるフライバック電流を、上記コンデンサに導く充電電流供給経路と、該充電電流供給経路に設けられ、該充電電流供給経路を導通、開放する第2のスイッチング手段と、上記充電電流供給経路を介して上記フライバック電流を上記コンデンサに供給しても、当該コンデンサの両端電圧が所定の充電電圧を越えることがない場合には、上記第2のスイッチング手段をオンすることにより、上記フライバック電流により上記コンデンサを充電させ、逆に、上記フライバック電流を上記コンデンサに供給すると、当該コンデンサの両端電圧が所定の充電電圧を越える場合には、上記第2のスイッチング手段をオフすることにより、上記フライバック電流による上記コンデンサの充電を禁止する補助充電手段と、を設けたことを特徴とする内燃機関の燃料噴射弁駆動装置。

前のページに戻る