特許
J-GLOBAL ID:200903053879581437

内燃機関の排気還流制御装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 笹島 富二雄
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-309287
公開番号(公開出願番号):特開平8-165958
出願日: 1994年12月13日
公開日(公表日): 1996年06月25日
要約:
【要約】【目的】内燃機関の排気還流制御装置において、エンジンの過渡運転移行時や定常運転時での排気還流制御の応答性を良好にし、排気性能や運転性の向上を図ることを目的とする。【構成】EGR目標開度演算処理ルーチンにおいて、目標開度を、目標EGR率となる第1の目標開度と、この第1の目標開度を、吸気の筒内への充填遅れ時定数よりも小さく、かつステップモータの逆転許容時間よりも大きく設定されたなまし時定数によってなまし処理して得た第2の目標開度とに分け、更に、現在開度と第1の目標開度との差を絶対値として演算し、これが所定値を越えた場合は過渡状態における急激な開度変化と判断して第1の目標開度に基づきステップモータの駆動を制御すると共に、次回の演算に備えて、第2の目標開度を第1の目標開度に更新し、現在開度と第1の目標開度との差を絶対値が所定値を越えない場合は、ステップモータ逆転による脱調を防止すべき定常状態と判定し、第2の目標開度に基づきステップモータの駆動を制御するようにした。
請求項(抜粋):
排気系から排気の一部を吸気系に導入する排気還流通路と、前記排気還流通路に介装された排気還流量調整弁と、前記排気還流量調整弁を駆動してその開度を制御するステップモータと、機関運転状態に基づいて前記排気還流量調整弁の第1の目標開度を演算する第1の目標開度演算手段と、前記第1の目標開度演算手段により演算された第1の目標開度に対して所定のなまし処理を施して前記排気還流量調整弁の第2の目標開度を演算する第2の目標開度演算手段と、前記第2の目標開度演算手段により演算された第2の目標開度に基づいて前記ステップモータを駆動制御するステップモータ駆動制御手段と、を含んで構成され、前記なまし処理の時定数を吸気の筒内への充填遅れ時定数よりも小さく、かつステップモータの逆転許容時間よりも大きく設定したことを特徴とする内燃機関の排気還流制御装置。
IPC (2件):
F02M 25/07 550 ,  F02M 25/07

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