特許
J-GLOBAL ID:200903053897733287

採便容器

発明者:
出願人/特許権者:
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平3-210295
公開番号(公開出願番号):特開平5-034340
出願日: 1991年07月26日
公開日(公表日): 1993年02月09日
要約:
【要約】【目的】 コストが安く、製造に手間が掛からず、捩じ切るだけの簡単な操作でノズルを開口でき、検査の再現性のよい採便容器を提供する。【構成】 一端がキャップ部材6で閉鎖された容器本体1の開放端部3を試料採取部12と栓体部13からなる栓部材2で螺合し密閉したものであり、容器本体1の雌ネジ4の内側に同心円状かつ片持ち式の薄肉円筒部5を設けて、ここに挿通される栓部材2の試料採取部12から付着した余分な便を拭い取ることができるようにしている。またキャップ部材6のノズル7の先端は捩じ切り可能な閉鎖部9で閉鎖されているので、容器本体1内の溶解液Sで懸濁された便は、使用時に閉鎖部9を捩じ切ってノズル7を開口することにより、懸濁液として手を汚すことなく容易に試験紙などの上に滴下することができる。
請求項(抜粋):
一端が閉鎖され他端が開放された内部に溶解液の収容された筒状の容器本体と、該容器の開放端に着脱自在に挿着され該開放端を液密に閉鎖する栓部材からなる容器であって、容器本体の開放端部内壁に雌ネジを形成するとともに、該雌ネジに関して閉鎖端側に容器本体と同心円状かつ片持ち式に先端が閉鎖端側にテーパ状に縮径した薄肉円筒部を形成し、容器本体の閉鎖端を外方に突設されたノズルを有するキャップ部材で形成するとともに、該キャップ部材の基端でノズルの中空部分と容器本体の中空部分の間に液体透過性のフィルターを介在させ、前記ノズルの先端にノズルの中空部分を閉鎖する閉鎖部材を設け、該閉鎖部材に近接するノズル部分に容易に捩じ切り可能な脆弱部を形成し、前記栓部材をスティック状かつ断面が円形に形成された試料採取部と、その外周に容器本体の雌ネジと螺合する雄ネジを有する栓体部で構成するとともに、該試料採取部の外径を容器本体の薄肉円筒部の最も狭い部分と同等または該薄肉円筒部内壁を摺擦するように挿通可能な程度に僅かに大きく形成し、かつ試料採取部の先端部分に複数の浅い溝を形成してなる採便容器。

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