特許
J-GLOBAL ID:200903053915660039

ディジタル乳房X線像のクラスタ化微小石灰化物検出支援方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 鈴江 武彦
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-178932
公開番号(公開出願番号):特開平6-154201
出願日: 1993年07月20日
公開日(公表日): 1994年06月03日
要約:
【要約】【目的】本発明は、微小石灰化物の異常例の正診率を低減せずに、正常例の誤診率を低減することで診断の精度を高めるディジタル乳房X線像におけるクラスタ化微小石灰化物の検出支援方法を提供することが目的である。【構成】ディジタル差分画像にグレーレベル閾値処理を行なう過程(300)と、テクスチャ解析を行なう過程(400)と、クラスタフィルタリング処理を行ないクラスタ化微小石灰化物候補を特定する過程(500)と、この候補に特徴抽出処理を行なう過程(600)と、閾値テストにより正常例の誤診と特定された候補を除去する過程(800)と、残存候補をクラスタフィルタリング処理する過程(900)とからなる。
請求項(抜粋):
原放射線画像から得られたディジタル乳房X線像中のクラスタ化微小石灰化物の検出支援方法において、低周波の構造化解剖学的背景を除去するために該ディジタル乳房X線像の多画素差分画像を生成する過程と、前記差分画像のヒストグラムを形成する過程と、前記ヒストグラムの高域端側における予め選択された割合の画素に基づいて全体閾値を設定する過程と、前記差分画像中の前記全体閾値以上の値を有する画素を不変に保持する過程と、前記差分画像中の前記全体閾値以下の値を有する画素の値を所定の定数に設定する過程とからなる前記差分画像に対する全体グレーレベル閾値処理を行なう過程と、全体閾値処理後に生じる画像データに対しモルフォロジー信号強調を利用したエリアフィルタリング処理を行ない、小信号が選択的に除去されたエリアフィルタリング処理された画像を生成する過程と、エリアフィルタリング処理が施された画像に局所グレーレベル閾値処理を施し、前記エリアフィルタリング処理が施された画像中の各画素を取り巻く領域中の画素値の標準偏差の予め選択された倍数に基づいて少なくとも部分的に決定された局所閾値以下を有する画素が均一の背景値に設定され、さらに局所閾値以上の値を有する画素がそれらの値を保持される閾値画像を生成する局所グレーレベル処理過程と、前記閾値画像から背景トレンドを取り除き、所定値より大きなパワースペクトルの1次モーメントを有する画素を所定値に設定することで閾値画像にテクスチャ解析処理を施し、テクスチャ解析された画像を生成する過程と、テクスチャ解析された画像にクラスタフィルタリング処理を施し、潜在微小石灰化物の位置を特定する単一画素信号のクラスタ画像を生成する過程と、前記クラスタフィルタリング過程で特定されたディジタル乳房X線像中の位置から所定の特徴を抽出する過程と、前記抽出過程で抽出された特徴に基づいて微小石灰化物を特定する過程とからなることを特徴とするディジタル乳房X線像のクラスタ化微小石灰化物検出支援方法。
IPC (2件):
A61B 6/00 ,  H04N 5/325
FI (2件):
A61B 6/00 350 A ,  A61B 6/00 350 S

前のページに戻る