特許
J-GLOBAL ID:200903053917144984

耐粒界破壊性を有するNi基合金の製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 広瀬 章一
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-158977
公開番号(公開出願番号):特開平7-011405
出願日: 1993年06月29日
公開日(公表日): 1995年01月13日
要約:
【要約】 (修正有)【目的】サワーガス((H2S-CO2-Cl-)環境の中で、硫黄(S)が単体として混入した環境においても、高強度(0.2%耐力(室温)>91kgf/mm2)で、且つ良好な耐応力腐食割れ性および耐水素割れ性を有する、油井用部材(特に坑口、坑底部材)に用いられる高耐食性Ni基合金の製造方法を提供する。【構成】Cr、W、Nb、Fe、Niを特定したNi基合金を、1000〜1300°Cの温度範囲で1〜200時間加熱保持後、900〜1300°Cの温度範囲で断面減少率10%以上の塑性加工を1回もしくは2回以上施してから、900〜1250°Cの温度範囲で1分〜100時間保持後、引き続く時効温度(600〜800°C)まで炉冷〜空冷までの冷却速度で冷却し600°C〜800°Cで1〜200時間保持することによって時効処理を行う。
請求項(抜粋):
重量%で、Cr: 14.0〜20.0%、W: 10.0〜25.0%、Nb: 4.0 〜7.0 %、Fe: 2.0 〜10.0%、Ni: 50.0〜60.0%、からなる組成の合金を、1000〜1300°Cの温度範囲で1〜200 時間加熱保持後、900 〜1300°Cの温度範囲で断面減少率10%以上の塑性加工を1回もしくは2回以上施してから、900 〜1250°Cの温度範囲で1分〜100 時間保持後、引き続く時効温度( 600 〜800 °C) まで炉冷〜空冷までの冷却速度で冷却し600 °C〜800 °Cで1〜200 時間保持することによって時効処理を行い、粒界部にWC型の炭化物を析出させることを特徴とする、サワーガス環境下で優れた耐粒界破壊性を有するNi基合金の製造方法。
IPC (2件):
C22F 1/10 ,  C22C 19/05

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