特許
J-GLOBAL ID:200903054024342490

可逆変色性吸熱性布帛及びそれを用いた衣料

発明者:
出願人/特許権者:
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-215767
公開番号(公開出願番号):特開平11-043864
出願日: 1997年07月25日
公開日(公表日): 1999年02月16日
要約:
【要約】【課題】 布帛の熱吸収性を顕著に向上させた可逆変色性吸熱性布帛及びそれを用いた衣料を提供する。【解決手段】 布帛2に、(イ)特定の電子供与性近赤外吸収性有機化合物、(ロ)前記有機化合物に対して電子受容性である化合物、(ハ)前記(イ)、(ロ)成分による電子授受反応を特定温度域において可逆的に生起させる反応媒体である化合物を内包させた微小カプセルを合成樹脂に分散して形成した可逆熱変色層3を設けた可逆熱変色性吸熱性布帛1。
請求項(抜粋):
(イ)電子供与性近赤外吸収性有機化合物、(ロ)前記有機化合物に対して電子受容性である化合物及び(ハ)前記(イ)、(ロ)成分による電子授受反応を特定温度域で可逆的に生起させる反応媒体である化合物を必須成分として含有する相溶体からなる熱可逆性近赤外吸収層を設けた吸熱性布帛において、前記(イ)成分が下記一般式(1)乃至(6)で示される1種又は2種以上の化合物から選ばれてなり、前記(イ)、(ロ)、(ハ)成分の均質相溶体を内包させた微小カプセルの20〜80重量部が20〜80重量部の合成樹脂に分散状態にある皮膜層を布帛の表面及び/又は裏面に形成した可逆変色性吸熱性布帛。【化1】〔式中、R1 、R2 、R10、R11はアルキル基又はシクロアルキル基を示し、R1 とR2 、及びR10とR11とはそれぞれ結合し、隣接する窒素原子を含む複素環を形成してもよい。a、b、c、dは炭素原子を示し、そのうち1若しくは2個は窒素原子でもよい。R3 、R12はアルキル基を示し、R4 、R5 、R8 、R9 は水素、アルキル基又はアルコキシ基を示し、R6 、R7 は水素又はアルキル基を示し、R13は水素、ハロゲン、アルキル基又はアルキルアミノ基を示す。又、R13が複数の場合は各R13はそれぞれが異なっていてもよい。mは1〜4の整数を示す。〕【化2】(式中、R1 、R2 はアルキル基またはアルコシキ基を示し、R3 は水素、アルキル基又はアルコキシ基を示し、R4 は水素、ハロゲン、アルキル基又はアルキルアミノ基を示す。又、R4 が複数の場合、各R4 はそれぞれ異なっていてもよい。環Aは下記の式で表される置換基を示し、【化3】R5 は水素、ハロゲン、アルキル基、アルコキシ基、アルキルアミノ基又はジアルキルアミノ基を示し、nは1〜3の整数を示す。環Bは下記の式で表される置換基を示し、【化4】R6 、R7 はアルキル基を示し、R8 は水素、アルキル基又はアルコキシ基を示す。)【化5】(式中、R1 、R2 、R3 、R4 はそれぞれ炭素数1〜6のアルキル基又はベンジル基を示し、R5 は水素又は炭素数1〜6のアルキル基を示し、R6 、R7はそれぞれ水素、炭素数1〜6のアルキル基又は炭素数1〜6のアルコキシ基を示す。A、Bは炭素又は窒素原子を示すが、少なくとも一方は窒素原子である。)【化6】(式中、R1 、R2 はそれぞれ独立に低級アルキル基を示し、R3 は水素或いは低級アルキル基を示し、R4 、R5 は一緒になって-CH2 -CH2 -、或いは-CH2 -CH2 -CH2 -を示し、R6 はアルキル基を示す。)【化7】(式中、R1 は水素又は炭素数1〜4のアルキル基を示し、R2 は炭素数1〜8のアルキル基を示し、R3 は水素、ハロゲン又は炭素数1〜4のアルキル基を示し、nは0〜4の整数を示す。)【化8】(式中、R1 は水素、ハロゲン又は炭素数1〜4のアルキル基を示し、R2 は水素又は炭素数1〜4のアルキル基を示し、R3 は水素又は炭素数1〜4のアルキル基を示し、R4 は水素、ハロゲン又は炭素数1〜4のアルキル基を示し、nは0〜4の整数を示す。)
IPC (4件):
D06M 13/335 ,  A41D 31/00 501 ,  A41D 31/00 502 ,  D06M 23/12
FI (4件):
D06M 13/38 ,  A41D 31/00 501 A ,  A41D 31/00 502 Q ,  D06M 23/12
引用特許:
出願人引用 (11件)
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