特許
J-GLOBAL ID:200903054031609931

非接触形メカニカルシール

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 杉本 丈夫
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平11-229601
公開番号(公開出願番号):特開2001-056058
出願日: 1999年08月16日
公開日(公表日): 2001年02月27日
要約:
【要約】【課題】 ニューマチックハンマによる回転密封環の振動を可及的に防止することができる静圧形の非接触形メカニカルシールを提供する。【解決手段】 回転密封環6の外周面21aとスプリングリテーナ5の保持部13の内周面13aとの間に一対のOリング22,22でシールされた環状空間23を形成し、回転密封環6に、密封端面3a,6a間と環状空間23とを連通するシールガス導入路24を形成してある。静圧発生溝15に供給されたシールガス8はシールガス導入路24から環状空間23に導入されて、Oリング22,22を、その上記内外周面13a,21aへの圧接力を高めるべく、変形させる。その結果、回転密封環6が保持部13にOリング22,22を介して強力に固定され、ニューマチックハンマによる回転密封環6の振動が防止される。
請求項(抜粋):
シールケースに固定された静止密封環と、回転軸に設けられたスプリングリテーナと、静止密封環とスプリングリテーナとの間に配して、回転軸にこれとの間を二次シールされた状態で軸線方向に移動可能に嵌挿保持された回転密封環と、静止密封環を貫通するシールガス供給路から両密封環の対向端面である密封端面間へと被密封流体より高圧のシールガスを供給するシールガス供給機構と、回転密封環とスプリングリテーナとの間に介装されて回転密封環を静止密封環へと押圧附勢するスプリング部材とを具備して、両密封端面をその間に供給されたシールガスにより非接触状態に保持させつつ相対回転させることによって、その相対回転部分の内外周側領域である被密封流体領域と非密封流体領域とをシールするように構成された非接触形メカニカルシールにおいて、スプリングリテーナに、回転密封環の外周部を囲繞する円筒状の保持部を形成し、回転密封環の外周部に形成した環状のOリング溝に、軸線方向に並列する一対のOリングを係合保持して、回転密封環とスプリングリテーナの保持部との対向周面間に両Oリングでシールされた環状空間を形成し、回転密封環に、密封端面間と前記環状空間とを連通するシールガス導入路を形成したことを特徴とする非接触形メカニカルシール。
Fターム (8件):
3J041AA01 ,  3J041BA04 ,  3J041BB03 ,  3J041BB05 ,  3J041BD01 ,  3J041DA05 ,  3J041DA06 ,  3J041DA20
引用特許:
審査官引用 (2件)
  • 特開平1-158270
  • 特公昭43-010811

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