特許
J-GLOBAL ID:200903054053659363

N-置換キトサン誘導体、その製造方法及びその用途

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 津国 肇 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-069517
公開番号(公開出願番号):特開平6-041202
出願日: 1993年03月29日
公開日(公表日): 1994年02月15日
要約:
【要約】【構成】 式(I)、式(II)及び式(III ):【化9】(式中、R1 は、各々互いに独立して、H又は基-Z-R2 -X;R3 はH又はアシル;Yは陰イオンO-Z-R2 -X;Zは-CO-又は-SO2 -、Xは-CO2 H、-CH2 CO2 H又は-CH2 PO(OH)2 であり;R2 は-CHR4 CR5 (OH)-;R4 は-H、-OH、C1 -C4 アルコキシ又はC1 -C4 アルキル;R5 はH又はC1 -C4 アルキルなどである)で示される構造単位をランダムな分布で含有するオリゴマー若しくはポリマーキトサン誘導体又はそのエステル類あるいはその塩、その製造法並びにその用途。【効果】 上記のキトサン誘導体、特に塩及び酸は、アルカリ土類金属イオンの存在下においてもフィルム形成性及びキレート化性を有する高分子両性電解質であり、低濃度においてさえも重金属イオンに対するその顕著なキレート化作用により、汚染された水からそのような陽イオンの除去に使用することができる。
請求項(抜粋):
式(I)、式(II)及び式(III ):【化1】(式中、R1 は、各々互いに独立して、H又は基-Z-R2 -Xであり;R3 はH又はアセチルであり;Yは陰イオンO-Z-R2 -Xであり;そして(a)Zは-CO-又は-SO2 -であり;Xは-CO2 H、-CH2 CO2 H又は-CH2 PO(OH)2 であり;R2 は-CHR4 CR5 (OH)-であり;R4 は-H、-OH、C1 -C4 アルコキシ又はC1 -C4 アルキルであり;そしてR5 はH又はC1 -C4 アルキルであるか;又は(b)Zは-CO-であり;Xは-CO2 Hであり;R2 は-CHR6 -CHR7 -CH(OH)-又は-CHR8 -CHR9 -CHR10-CH(OH)-であり;R6 、R7 、R8 及びR10は、各々互いに独立して,-H、-OH、C1 -C4 アルキル又はC1 -C4 アルコキシであり;そしてR9 は-H、-OH、C1 -C4 アルキル、C1 -C4 アルコキシ又は-CO2 Hである)で示される構造単位をランダムな分布で含有するオリゴマー若しくはポリマーキトサン誘導体(該キトサン誘導体は、全部で少なくとも2個の構造単位を含有し、該キトサン誘導体の1モルに対して、式(I)の構造単位30〜100モル%、式(II)の構造単位60〜0モル%及び式(III )の構造単位30〜0モル%を含有し、該モル百分率の合計は100%である)又はそのエステル類あるいはその塩。
IPC (2件):
C08B 37/08 ,  A61K 7/00

前のページに戻る