特許
J-GLOBAL ID:200903054124021853

地表降雨演算装置、地表降雨予測装置、及び記憶媒体

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 大菅 義之
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平10-177464
公開番号(公開出願番号):特開2000-009856
出願日: 1998年06月24日
公開日(公表日): 2000年01月14日
要約:
【要約】【課題】 風等に影響される場合でも上空の観測データに基づいて詳細且つ的確に局地的な地上降雨強度を求めることができる地上降雨演算装置等を提供する。【解決手段】 降雨移流ベクトル演算部12は、降雨強度入力部10及び降雨強度記憶部11より過去から現在までの複数の降雨強度情報を得て、これに基づいて降雨移流ベクトルを求める。降下速度演算部14は、降雨強度入力部10より入力する降雨強度情報より各格子毎の降水粒子の平均降下速度を推定し、これより降下時間演算部15は降水粒子の平均降下時間を求める。水平方向移動量ベクトル演算部16は、降雨移流ベクトル演算部12及び降下速度演算部15で求められた降雨移流ベクトルと降水粒子の平均降下時間とに基づいて、降水粒子の平均的な水平方向移動量ベクトルを求める。地表降雨強度演算部17は、この水平方向の移動量ベクトルと、降雨強度記憶部11に記憶されている降雨強度情報とに基づいて、地表降雨強度を求める。
請求項(抜粋):
上空における観測領域を分割した各格子毎に得られる降雨強度分布データの過去から現在までの時系列データに基づいて、各格子毎の降雨移流ベクトルを演算する降雨移流ベクトル演算手段と、前記各格子毎の降雨強度分布データを用いて各格子毎の降水粒子の平均降下速度を演算する降水粒子降下速度演算手段と、該降水粒子降下速度演算手段の演算結果を用いて前記各格子毎の降水粒子の平均降下時間を演算する降水粒子降下時間演算手段と、前記各格子毎の降雨移流ベクトルと降水粒子の平均降下時間とに基づいて、各格子毎の降水粒子の水平方向移動量ベクトルを求める水平方向移動量ベクトル演算手段と、該水平方向移動量ベクトル演算手段により求められた水平方向移動量ベクトルと前記降雨強度分布の時系列データとに基づいて前記各格子毎の地表降雨強度を演算する地表降雨強度演算手段と、を有することを特徴とする地表降雨演算装置。

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