特許
J-GLOBAL ID:200903054136549306

ソレノイドアクチュエータ

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 山口 巖
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-184607
公開番号(公開出願番号):特開平7-037461
出願日: 1993年07月27日
公開日(公表日): 1995年02月07日
要約:
【要約】【目的】簡単な構成でしかもラッチ期間中に電力を消費せずかつ故障しにくいラッチ構造を持ったソレノイドアクチュエータにする。【構成】固定子1と可動子2とで対称軸を境にした一方の断面が日の字状の磁気回路を形成し、日の字の2つの空間にそれぞれ励磁コイル31,32を設け、中央の線に相当する径方向突出部14に径方向に磁化した永久磁石15を設ける。第1の空隙41の空隙長が第2の空隙長よりも小さいために永久磁石15が生成する磁束は第1の空隙41を含む磁気回路に多く流れることから、左向きの電磁吸引力が生じて可動子2を左のラッチ位置で固定することができる。ラッチを解除するときには励磁コイル31,32に電流を流して、第1の空隙41の磁束を減じ第2の空隙42の磁束を増加させて可動子2を右方向に移動させる駆動力を発生させる。
請求項(抜粋):
軸対称の強磁性体からなる固定子と、この固定子の軸中心を可動に貫く軸対称の可動子と、可動子を囲んで配置されたソレノイド状の励磁コイルとからなり、励磁コイルに電流を流して固定子と可動子とで形成される磁気回路を励磁し、電磁力によって可動子が軸方向に駆動されるソレノイドアクチュエータにおいて、固定子が、両端のふた部とこれらを連結する円筒部とからなる缶状のフレーム、円筒部の軸方向中央部の内径側に突出するリング状の径方向突出部及び両方のふた部中央から内側に向かって軸方向に突出する円筒状の2つの軸方向突出部からなり、可動子が、フレームの両方のふた部の中心と軸方向突出部とを可動に貫通する非磁性体からなる棒状の軸及びこの軸の軸方向中央部に固定して取付けられた筒状の可動子鉄心からなり、励磁コイルが、フレームの一方のふた部と径方向突出部との間の空間に設けられた第1の励磁コイル及び径方向突出部と他方のふた部との間の空間に設けられた第2の励磁コイルからなり、径方向突出部の最内径面が可動子鉄心の外径面に空隙を隔てて対向し、一方の軸方向突出部と可動子鉄心との間の空隙である第1の空隙と他方の軸方向突出部と可動子鉄心との空隙である第2の空隙との空隙長の和が可動子の移動可能距離以上の所定の値に設定されてなり、径方向突出部の一部が半径方向に磁化された永久磁石からなることを特徴とするソレノイドアクチュエータ。
IPC (2件):
H01H 3/58 ,  H01F 7/16

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