特許
J-GLOBAL ID:200903054162810837

メタ型芳香族ポリアミド繊維の製造法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 前田 純博
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-205019
公開番号(公開出願番号):特開平8-074121
出願日: 1994年08月30日
公開日(公表日): 1996年03月19日
要約:
【要約】【目的】 N-メチル-2-ピロリドン(MNP)を溶媒として溶液重合により得たメタ型芳香族ポリアミド溶液を中和して調製した紡糸用重合体溶液から直接に湿式紡糸によって良好な繊維特性を持つメタ型芳香族ポリアミド繊維を製造する方法を提供する。【構成】 NMPを溶媒として溶液重合により得たメタ型芳香族ポリアミドの溶液を水酸化カルシウム、酸化カルシウム又は炭酸カルシウムで中和してなる等モルの塩化カルシウムを含みかつ特定量の重合体及び水を含む溶液を、下記組成の塩化カルシウム含有NMP水溶液からなり重合体濃度に応じて決定される特定温度の制御された凝固浴中に紡出し、ボイドのない透明性の良好なメタ型芳香族ポリアミド繊維を得る。この繊維を延伸すれば優れた力学特性のメタ型芳香族ポリアミド延伸繊維となる。塩化カルシウム/水=35/65〜65/35(重量比)NMP/(塩化カルシウム+水)=5/95〜35/65(重量比)
請求項(抜粋):
アミド系溶媒の存在下で芳香族ジアミンと芳香族ジカルボン酸クロライドとを反応せしめた後、副生する塩酸(HCl)を中和して生成する塩化カルシウムと水を含有するメタ型芳香族ポリアミド重合体溶液を湿式紡糸することによりメタ型芳香族ポリアミド繊維を製造する方法において、(1) アミド系溶媒としてN-メチル-2-ピロリドンを用い、メタ型フェニレンジアミンを主体とする芳香族ジアミンとイソフタル酸クロライドを主体とする芳香族ジカルボン酸クロライドとを反応せしめた後、副生する塩酸(HCl)を水酸化カルシウム、酸化カルシウム及び炭酸カルシウムの中から選ばれる少なくとも1種の中和剤を用いて中和し、生成した塩化カルシウムと水を含むメタ型芳香族ポリアミド重合体溶液であって、かつ、該溶液における重合体の濃度(重合体とN-メチル-2-ピロリドンとの合計100重量部に対する重合体の重量部)が15〜30(重量部)、塩化カルシウムの濃度(重合体100重量部に対する重量)が40〜47(重量部)、水の濃度(重合体100重量部に対する重量)が13〜60(重量部)であるメタ型芳香族ポリアミド重合体溶液を調製すること、(2) 上記重合体溶液を、N-メチル-2-ピロリドンを含有する塩化カルシウム水溶液からなり、塩化カルシウム/水の重量比が35/65〜65/35で、N-メチル-2-ピロリドン/(塩化カルシウム+水)の重量比が5/95〜35/65の組成を有する凝固浴中に紡出し、かつ、この際、凝固浴温度(T°C)を上記重合体溶液における上記重合体濃度(P<SB>N </SB>)に応じて下記の範囲内に調整すること、15< P<SB>N </SB> ≦20のとき 85≦ T ≦11020< P<SB>N </SB> ≦25のとき 100≦ T ≦12525< P<SB>N </SB> ≦30のとき 110≦ T ≦135(3) 次いで、凝固浴中で形成された糸条物を水洗浴中に導入して水洗すること、を特徴とするメタ型アラミド繊維の製造法。
IPC (3件):
D01F 6/60 371 ,  D01F 6/60 ,  C08G 69/32 NST

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