特許
J-GLOBAL ID:200903054178084150

メカニカルシール

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 杉本 丈夫 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-194976
公開番号(公開出願番号):特開平10-038093
出願日: 1996年07月24日
公開日(公表日): 1998年02月13日
要約:
【要約】【課題】 圧力条件に応じた最適のシール構造に自動的に変化して、被密封流体圧力の大きさに拘らず、常に、良好なシール機能を発揮するようにする。【解決手段】 回転軸に固定された固定密封環2の密封端面2aとシールケースにOリング5を介して軸線方向摺動可能に保持された可動密封環4の密封端面4aとは、軸線方向に直交する環状平面に構成されている。可動密封環4の軸線方向における中間部分43は、軸線方向に所定の長さを有し且つ径方向厚さをその両側部分41,42より小さくした薄肉円筒形状に構成されている。被密封流体圧力Pが一定以上の高圧となると、当該被密封流体圧力Pによって、可動密封環4が、その密封端面2aが固定密封環2の密封端面4aとの間に非密封流体領域A2 方向に漸次窄まる断面楔状の環状空間7を形成しうる環状テーパ面となるべく、弾性変形せしめられ、テーパフェースシール構造となる。
請求項(抜粋):
シールケース及び回転軸の一方に固定された固定密封環と他方に二次シールされた状態で軸線方向摺動可能に保持された可動密封環とを具備し、両密封環の対向端面たる密封端面間にて、その内外周側領域である被密封流体領域と非密封流体領域とをシールするように構成されたメカニカルシールにおいて、両密封端面を軸線方向に直交する環状平面に構成すると共に、可動密封環の軸線方向における中間部分であって二次シール個所より密封端面寄りの部分を、軸線方向に所定の長さを有し且つ径方向厚さをその両側部分より小さくした薄肉円筒形状となして、被密封流体領域における被密封流体圧力が一定以上の高圧となったときにおいて、当該被密封流体圧力によって、可動密封環が、その密封端面が固定密封環の密封端面との間に非密封流体領域方向に漸次窄まる断面楔状の環状空間を形成しうる環状テーパ面となるべく、弾性変形せしめられるように構成したことを特徴とするメカニカルシール。
引用特許:
審査官引用 (2件)
  • 特開昭55-100471
  • 特開平4-125364

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