特許
J-GLOBAL ID:200903054181115651

動画像信号の動ベクトル検出装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 京本 直樹 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-240974
公開番号(公開出願番号):特開平7-099657
出願日: 1993年09月28日
公開日(公表日): 1995年04月11日
要約:
【要約】【目的】 画像のブロック毎の動き量、すなわち動ベクトルを検出してフレーム間符号化を行なう動画像符号化方式において、背景領域での無駄な情報の発生を抑え、画質を向上させることを目的とする。【構成】 単純差分算出器2はブロック単位に現フレームと前フレームの差分の絶対値の合計を算出する。動きベクトル検出器3は、前記差分の絶対値和が最小になるようなベクトルを検出し、動き補償差分の最小値を出力する。比較器5は単純差分の絶対値和と動き補償差分の絶対値和の最小値の差をしきい値と比較し、出力ベクトル切り替え器6の出力である零ベクトルと動ベクトルを選択し切り替える。しきい値補償器4は、領域判定器1の出力により、比較器5のしきい値を零ベクトルを選択し易くなるように補正する。
請求項(抜粋):
ブロック単位に現フレームと、前フレームの差分の絶対値和を求める単純差分算出手段と、ブロック単位の現フレームと前フレームの差分の絶対値和が最小となる動ベクトルを検出する動ベクトル検出手段と、前記単純差分算出手段で算出された差分の絶対値和と前記動ベクトル算出手段で算出された差分の絶対値和の最小値を比較し、それが予め定めたしきい値以上のときは動ベクトルを選択する第1の出力ベクトル切りかえ信号を送り、しきい値未満のときは零ベクトルを選択する第2の出力ベクトル切りかえ信号を送る比較手段と、前記比較手段から送られてきた前記第1又は第2の出力ベクトル切りかえ信号に応じて、前記動ベクトル検出手段において差分の絶対値和が最小となったときの動ベクトルと、零ベクトルのどちらを出力するかを切りかえる出力ベクトル切りかえ手段を持ち、前記ベクトル切りかえ手段において出力された動ベクトルを供給する動画像信号の動ベクトル検出装置において、領域抽出を行ない背景領域を判定する領域判定手段と、前記領域判定手段に於いて背景領域と判定されたブロックでは、前記比較手段で用いるしきい値を零ベクトルを選択する前記第2の出力ベクトル切りかえ信号を選択し易くなるように補正するしきい値補正手段を持つことを特徴とする動画像信号の動ベクトル検出装置。
引用特許:
審査官引用 (1件)
  • 特開昭61-201582

前のページに戻る