特許
J-GLOBAL ID:200903054193178420

スチレン系樹脂の連続的製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 若林 忠
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-336985
公開番号(公開出願番号):特開平9-176214
出願日: 1995年12月25日
公開日(公表日): 1997年07月08日
要約:
【要約】【課題】 スチレン系樹脂の連続的製造方法において、回収工程に連鎖移動剤が混入せず、臭気に問題のない樹脂を得る。【解決手段】 スチレン系樹脂の連続的製造方法において(1)蒸気圧と温度の関係が、温度範囲200°C以上280°C以下において、温度をt°C、蒸気圧をPtorrとすると定数A,B,Cを用いてAntoineの式logP=A-B/(C+t)の蒸気圧曲線で表されるとき、F(t)=A-B/(C+t)とすると下記の式〔I〕を満足し、且つ(2)ターシャリードデシルメルカプタンよりも連鎖移動効率の高い連鎖移動剤を使用して重合する。F(t)<1 〔I〕
請求項(抜粋):
スチレン系単量体および/またはスチレン系単量体と共重合可能な単量体と有機溶剤を混合し、必要な場合にはゴムを溶解させる原料調合工程、原料を反応槽中で攪拌しながら加熱し、必要な場合には触媒や分子量調整のための連鎖移動剤を加えて重合させる重合工程、重合によって生成したスチレン系樹脂と未反応の単量体や有機溶剤、連鎖移動剤などを分離する分離工程、その未反応の単量体や有機溶剤、連鎖移動剤などを回収する回収工程、回収工程で回収した後、再び原料として使用するために精製する精製工程、生成したスチレン系樹脂を粒状の製品にする造粒工程、の各工程からなるスチレン系樹脂の連続塊状および/または溶液重合において、(1)蒸気圧と温度の関係が、温度範囲200°C以上280°C以下において、温度をt°C、蒸気圧をPtorrとすると定数A,B,Cを用いてAntoineの式logP=A-B/(C+t)の蒸気圧曲線で表されるとき、F(t)=A-B/(C+t)とすると下記の式〔I〕(数1)を満足し、且つ(2)ターシャリードデシルメルカプタンよりも連鎖移動効率の高い連鎖移動剤を用い、分離工程において未反応の単量体や有機溶剤などと該スチレン系樹脂と分離するために行う脱揮の条件が真空度10torr以下150torr以下、温度200°C以上280°C以下であることを特徴とする、スチレン系樹脂の連続的製造方法。【数1】F(t)<1 〔I〕
IPC (4件):
C08F 2/38 MCN ,  C08F 2/02 MAP ,  C08F 2/06 MBA ,  C08F 12/08
FI (4件):
C08F 2/38 MCN ,  C08F 2/02 MAP ,  C08F 2/06 MBA ,  C08F 12/08

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