特許
J-GLOBAL ID:200903054222283041

ガスインジェクション式ヒートポンプ装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 伊藤 洋二
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-183722
公開番号(公開出願番号):特開平10-026430
出願日: 1996年07月12日
公開日(公表日): 1998年01月27日
要約:
【要約】【課題】 ガスインジェクション式ヒートポンプ装置において、ガスインジェクション量の増大により暖房能力の向上を図る。【解決手段】 室内熱交換器通過風量により高圧圧力が変化して、ガスインジェクション量が変化するという点に注目して、暖房時には、サイクル高圧圧力を検出し、この検出値に基づいて室内熱交換器通過風量の上限値BPを決定する(ステップ106)。この上限値BPと、風量切換レバーにて設定された設定風量BOとの大小を比較し(ステップ107)、設定風量BOの方が大きいときは、室内熱交換器通過風量を上限値BP以内に制限する(ステップ108)。この通過風量の制限により、高圧圧力を上昇させて、気液分離器での中間圧を上昇させ、ガスインジェクション量を増大でき、暖房能力を効果的に向上できる。
請求項(抜粋):
空気を送風する送風機(6)と、この送風機(6)により送風される空気を室内に導く空気通路(2)と、冷凍サイクル(21)の低圧冷媒を吸入する吸入ポート(22b)、前記冷凍サイクル(21)の中間圧のガス冷媒を導入するガスインジェクションポート(22c)、および圧縮された高圧冷媒を吐出する吐出ポート(22a)を有する圧縮機(22)と、前記空気通路(2)内に設けられ、前記送風空気と冷媒との間で熱交換を行う室内熱交換器(14)と、前記空気通路(2)の外部に設けられ、外気と冷媒との間で熱交換を行う室外熱交換器(24)と、冷凍サイクル高圧側冷媒を中間圧まで減圧する第1減圧手段(26)と、この第1減圧手段(26)で減圧された中間圧冷媒の気液を分離する気液分離器(25)と、この気液分離器(25)で分離されたガス冷媒を前記ガスインジェクションポート(22c)に導くガスインジェクション用通路(22d)と、前記気液分離器(25)で分離された液冷媒を減圧する第2減圧手段(27)とを備え、暖房時には、前記圧縮機(22)、前記室内熱交換器(14)、前記第1減圧手段(26)、前記気液分離器(25)、前記第2減圧手段(27)、および前記室外熱交換器(24))の順に冷媒が循環するとともに、前記気液分離器(25)で分離されたガス冷媒を前記ガスインジェクション用通路(22d)を通して前記ガスインジェクションポート(22c)に導入するガスインジェクション式ヒートポンプ装置において、前記暖房時には、冷凍サイクルの高圧圧力に関連する物理量を検出し、この検出値に基づいて決定される上限値(BP)以内に、前記室内熱交換器(14)を通過する風量を制限することを特徴とするガスインジェクション式ヒートポンプ装置。

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