特許
J-GLOBAL ID:200903054235002440
鉄鋼排水の生物化学的処理法
発明者:
,
出願人/特許権者:
代理人 (1件):
吉島 寧 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-190166
公開番号(公開出願番号):特開平8-024894
出願日: 1994年07月21日
公開日(公表日): 1996年01月30日
要約:
【要約】【目的】 硫酸、塩酸、クロム酸からなる混合酸系酸性排水に含まれる第一鉄イオンを、錫、亜鉛等の共存下において、鉄酸化細菌の作用により効率的に第二鉄イオンに酸化し鉄分回収を行う。【構成】 混合酸系酸洗排水の汚泥から硫酸第一鉄溶液を用いて鉄酸化細菌を培養し、この鉄酸化細菌を用いて硫酸第一鉄溶液に塩化第一鉄、クロム酸、塩酸の量を増加させながら馴養処理を繰り返し行う。次に馴養した鉄酸化細菌を用いて、混合酸系排水をpH1〜4で酸化処理し、第一鉄イオンを第二鉄イオンに酸化して鉄分を回収する。この処理において、イオン含有濃度は、塩素4,000mg/l以下、三価クロム80mg/l以下、亜鉛2,000mg/l以下、錫100mg/l以下とすることが望ましい。これらの好適範囲を超えると、第一鉄イオンの酸化効率が悪化してしまう。
請求項(抜粋):
鉄鋼工場から排水される水溶性第一鉄イオンを含み硫酸、塩酸、クロム酸からなる混合酸系酸性排水を、錫、亜鉛等の共存成分下において生物学的に処理する方法において、(1)混合酸系酸性排水の汚泥から、硫酸第一鉄溶液を用いて鉄酸化細菌を培養すること、(2)培養した鉄酸化細菌を用いて、硫酸第一鉄溶液に塩化第一鉄、クロム酸、塩酸の量を増加させながら馴養処理を繰り返し行うこと、(3)鉄酸化細菌を馴養後、混合酸系排水をpH濃度が1〜4の範囲で酸化処理することによって第一鉄イオンを第二鉄イオンに酸化し、鉄分回収を行うこと、を特徴とする鉄鋼排水の生物化学的処理方法。
IPC (2件):
C02F 3/34 ZAB
, C02F 3/00 ZAB
前のページに戻る