特許
J-GLOBAL ID:200903054235514956

ポリオレフィン系樹脂成形品の塗装方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 大谷 保
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-150296
公開番号(公開出願番号):特開平7-008903
出願日: 1993年06月22日
公開日(公表日): 1995年01月13日
要約:
【要約】【目的】 含ハロゲン系有機溶剤で前処理することなく、且つ下塗りのプライマー塗装もすることなく、一回の塗装で仕上げ塗装膜を形成することができるポリオレフィン系樹脂成形品の塗装方法を開発すること。【構成】 (A)塩素系ポリオレフィン,(B)水酸基を有するアクリル系単量体および(C)ポリエステルプレポリマーからなる共重合体を主成分とする主剤に、(D)多官能性イソシアネート化合物からなる硬化剤を配合してなる塗料を、(E)ポリプロピレン及び(F)エチレン-α-オレフィン共重合体からなる樹脂組成物に、(G)特定の極性基を導入した変性ポリオレフィン,(H)ステアリン酸モノグリセライドやステアリルジエタノールアミンあるいは(I)無機充填材を配合してなるポリオレフィン系樹脂成形物の表面を洗浄せず、且つ下塗りプライマー塗装なしに、一回塗装して仕上げ塗装膜を形成するポリオレフィン系樹脂成形品の塗装方法である。
請求項(抜粋):
下記の成分(A),(B)及び(C)を重合させて得られ、水酸基価が20〜150である共重合体を主成分とする主剤に、下記の成分(D)である硬化剤を配合してなる塗料を、下記の成分(E),(F),(G),(H)及び(I)からなるポリオレフィン系樹脂成形物の表面を洗浄せず、且つ下塗りプライマー塗装なしに、一回塗装して仕上げ塗装膜を形成させることを特徴とするポリオレフィン系樹脂成形品の塗装方法。(A):塩素化ポリオレフィン 5〜50重量%(B):水酸基を有するアクリル系単量体又はこれと共重合可能なエチレン系単量体との混合物 5〜80重量%(C):末端にエチレン性二重結合を有する数平均分子量500〜3,000のポリエステルプレポリマー 1〜50重量%(D):(A),(B)及び(C)の共重合体のOHに対するNCOの割合をNCO/OH=0.4〜2.0とする多官能性イソシアネート化合物(E):ポリプロピレン 50〜90重量%(F):下記の成分(ア)及び(イ)からなるエチレン-α-オレフィン共重合体エラストマー 50〜10重量%(ア):α-オレフィンの含有量が15〜50%であり、ムーニー粘度〔ML1+4(100°C)〕が10〜100であるエチレン-α-オレフィン共重合体エラストマー 100〜20重量%(イ):α-オレフィンの含有量が50〜80%であり、ムーニー粘度〔ML1+4(100°C)〕が20〜80であるエチレン-α-オレフィン共重合体エラストマー 0〜80重量%(G):両末端または片末端に、式【化1】〔式中、R1 は炭素数1〜4のアルキレン基を示す。〕で表される極性基を5〜15重量部導入した直鎖ポリエチレン又は直鎖ポリプロピレンからなる変性ポリオレフィン 1〜15重量部〔(E)及び(F)成分の合計量100重量部に対して〕(H):一般式(I)または(II)【化2】〔式中、R2 は炭素数10〜22の直鎖アルキル基を示し、Xは【化3】を示す。〕で表される化合物 0.01〜2重量部〔(E)及び(F)成分の合計量100重量部に対して〕(I):無機充填材 0〜15重量部〔(E)及び(F)成分の合計量100重量部に対して〕
IPC (3件):
B05D 7/02 ,  B05D 7/24 302 ,  C09D123/28 PFA
引用特許:
出願人引用 (2件)
  • 特開平4-132784
  • 特開昭61-190530
審査官引用 (2件)
  • 特開平4-132784
  • 特開昭61-190530

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