特許
J-GLOBAL ID:200903054280876320

一方向凝固炉の冷却方法及びその装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 前田 宏之
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-057328
公開番号(公開出願番号):特開平5-220567
出願日: 1992年02月12日
公開日(公表日): 1993年08月31日
要約:
【要約】【目的】 一方向凝固炉の冷却方法及びその装置の提供。【構成】 容器2に金属材料3を溶融状態として収容し、容器2を微小重力状態においた後、一方の第2圧力室23d,21dを大気に解放した状態で他方の第2圧力室21d,23dに圧力空気を供給し、他方の第1圧力室21c,23cに収容した冷却媒体Aを他方の噴射用ノズル25,27から噴出させて微小重力状態にて容器2の底部2bを冷却させると共に、一方の噴射用ノズル27,25から冷却媒体Aを吸引させて一方の第1圧力室23c,21cに冷却媒体Aを回収しながら、金属材料3の少なくとも底部に一方向凝固を与える。【効果】 比較的小形の一方向凝固炉の冷却装置を使用して短時間の微小重力環境下で良好な一方向凝固金属が得られる。
請求項(抜粋):
1本のピストンロッドの両端部に設けたピストンによつてそれぞれのシリンダ内を第1圧力室と第2圧力室とに区画した一対のシリンダ装置を有し、各第1圧力室に基端部が接続され、容器の底部に先端がそれぞれ臨む噴射用ノズルを有すると共に、各第2圧力室に切換弁を介して圧力空気供給源又は大気を選択的に接続可能とし、該容器に金属材料を溶融状態として収容し、該容器を微小重力状態においた後、一方の第2圧力室を大気に解放した状態で他方の第2圧力室に圧力空気を供給し、他方の第1圧力室に収容した冷却媒体を他方の噴射用ノズルから噴出させて微小重力状態にて該容器の底部を冷却させると共に、一方の噴射用ノズルから冷却媒体を吸引させて一方の第1圧力室に冷却媒体を回収しながら、該金属材料の少なくとも底部に一方向凝固を与えることを特徴とする一方向凝固炉の冷却方法。

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