特許
J-GLOBAL ID:200903054320032669
溝付玉軸受
発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件):
広瀬 和彦
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-194291
公開番号(公開出願番号):特開平9-021415
出願日: 1995年07月06日
公開日(公表日): 1997年01月21日
要約:
【要約】【課題】 溝付玉軸受において、軌道輪に形成される円弧状に湾曲した案内溝の断面形状を、左右の接点距離を外側よりも内側が小さくなるように形成し、接点における偏摩耗と滑りを低減し、軸受の寿命を延ばす。【解決手段】 溝付玉軸受11を、軌道輪12,12と、各軌道輪12に形成した案内溝13と、各軌道輪12間にリテーナ5を介して係合された鋼球4とからなる。そして、直線P1 P1 ′と直線Q1 Q1 ′は直線COに対して直交すると共に、その長さ寸法は直線P1 P1 ′<直線Q1 Q1 ′となる。これにより、鋼球4の周速V4 は接点P1 から伝わる周速VP1と接点P1 から伝わる周速VQ1は等しくなって、接点P1 ,Q1 における滑りを低減し、偏摩耗を防止できる。
請求項(抜粋):
円弧状または円環状に湾曲した案内溝を有する一対の軌道輪と、該各軌道輪の案内溝間に配設された複数個の鋼球とからなる溝付玉軸受において、前記鋼球の球中心をO、案内溝の溝中心をC、前記各軌道輪の案内溝と鋼球とが接触する内側の接点をP,P′、同じく外側の接点をQ,Q′とし、鋼球の球中心Oと案内溝の溝中心Cとを結ぶ直線をOCとし、前記案内溝内側の接点P,P′を結ぶ直線をPP′、外側の接点Q,Q′を結ぶ直線をQQ′としたときに、前記案内溝の形状を直線PP′と直線QQ′は直線OCに直交し、かつその長さ寸法が直線PP′<直線QQ′の関係になるように形成したことを特徴とする溝付玉軸受。
引用特許:
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