特許
J-GLOBAL ID:200903054363967297

軌道周回衛星に対する送信補償に用いる伝播遅延を概算するための方法および装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 大貫 進介 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-267667
公開番号(公開出願番号):特開平9-116479
出願日: 1996年09月19日
公開日(公表日): 1997年05月02日
要約:
【要約】【課題】 送信が失われずに適切なウィンドウ内に受信されるように送信時刻先行オフセットを概算する方法および装置を得る。【解決手段】 加入者装置30は、衛星12,12’などの動的ノードを有する同期通信システム内で動作する。衛星12,12’は、厳格な送受信時間ウィンドウを採用し、衛星12,12’に宛てられるすべての送信が認識されるためには受信ウィンドウ内に入らなければならない。低地球軌道衛星12,12’が連続して軌道を周回する動的通信システムにおいては、衛星12と加入者装置30との間の伝播タイミングが広い範囲にわたり急速に変動する。加入者装置30は、衛星12に送信を始める際に用いる送信タイミング先行を概算しなければならない。加入者装置30は、使用可能な場合には有効な地理的位置を利用するが、位置が利用できないときまたは失効しているときは、配座の構成特性に依存して、伝播遅延の初期概算値を生成する。
請求項(抜粋):
同期通信システム内で、加入者装置(30)が、情報を第1衛星(12)に送信する際に用いる送信時刻先行オフセットを概算する方法であって、前記第1衛星(12)は、そのうち1つが前記加入者装置(30)の周囲に投射される現在のビーム(50)である複数のビーム(50,55)を有し、前記情報が受信ウィンドウ中に前記第1衛星(12)に到着し、前記送信時刻先行オフセットが前記加入者装置(30)と前記第1衛星(12)との間の前記の現在のビーム(50)内の伝播遅延に対応する方法であって、前記方法が:前記加入者装置(30)が前記加入者装置(30)の現在の地理的位置を所有しない場合に、前記第1衛星(12)からの第1送信を受信する段階であって、前記の現在のビーム(50)内の前記第1送信が、第1ビーム識別子と、前記の現在のビーム(50)の概算された中心の第1地理座標を定義する第1ビーム中心(60)とによって特徴化される段階;前記加入者装置(30)にサービスを提供する前記の現在のビーム(50)が前記第1衛星(12)の前記複数のビーム(50,55)内の中央に位置するビームであるか否かを判定する段階;前記の現在のビーム(50)が前記複数のビーム(50,55)内の中央に位置する場合に、前記第1ビーム中心(60)を加入者装置(30)の位置の概算値として定義する段階;前記第1衛星(12)と前記加入者装置(30)との間の距離を計算する段階であって、前記距離は前記加入者装置(30)の位置から導かれる段階;および前記第1衛星(12)と前記加入者装置(30)との間の前記距離から前記送信時刻先行オフセットを推定する段階;によって構成されることを特徴とする方法。
IPC (2件):
H04B 7/15 ,  H04B 7/26
FI (3件):
H04B 7/15 Z ,  H04B 7/26 N ,  H04B 7/26 A
引用特許:
審査官引用 (2件)

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