特許
J-GLOBAL ID:200903054368929610

ディーゼルエンジンの燃料噴射制御装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 恩田 博宣
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-318597
公開番号(公開出願番号):特開平8-177595
出願日: 1994年12月21日
公開日(公表日): 1996年07月09日
要約:
【要約】【目的】気筒毎に設けた燃料噴射弁が劣化により噴射特性にバラツキが発生した場合にも噴射時期を精度よく制御することができるディーゼルエンジンの燃料噴射制御装置を提供することにある。【構成】ECU58はノズルリフトセンサを設けた第1気筒での燃料噴射に際しノズルリフトセンサによる実際の燃料噴射時期が燃料噴射時期となるようにタイマ制御弁31を制御する。ECU58は、第2,第3,第4気筒の燃料噴射に際し、第1気筒での燃料噴射量の補正量と、今回燃料噴射を行わせようとする気筒での燃料噴射量の補正値との偏差を算出し、その偏差と、第1気筒でのノズルリフトセンサによる実燃料噴射時期とから燃料噴射時期を推定し、この推定された燃料噴射時期で燃料噴射時期を補正し、この補正した値に基づいてタイマ制御弁31を制御する。
請求項(抜粋):
多気筒ディーゼルエンジンの気筒毎に設けられ、バネのセット圧以上の高圧燃料の供給にて開弁して燃料を噴射する燃料噴射弁と、燃料を加圧して高圧燃料として前記気筒毎の燃料噴射弁にそれぞれ供給する噴射ポンプと、ディーゼルエンジンの運転状態を検出する運転状態検出手段と、前記運転状態検出手段によるディーゼルエンジンの運転状態に応じた燃料噴射量を演算する噴射量演算手段と、エンジンの安定運転状態における気筒毎のエンジン回転数の偏差を検出する気筒毎エンジン回転偏差検出手段と、前記気筒毎エンジン回転偏差検出手段による気筒毎のエンジン回転数の偏差に基づいて気筒毎の燃料噴射量の補正量を算出する気筒毎燃料噴射量補正量算出手段と、前記気筒毎燃料噴射量補正量算出手段による気筒毎の燃料噴射量の補正量にて、前記噴射量演算手段による燃料噴射量を補正し、この補正後の気筒毎の燃料噴射量となるように噴射量制御用アクチュエータを制御する噴射量制御手段と、前記気筒毎の燃料噴射弁のうちのいずれかに設けられ、実際の燃料噴射時期を検出する実噴射時期検出手段と、前記運転状態検出手段によるディーゼルエンジンの運転状態に応じた燃料噴射時期を演算する噴射時期演算手段と、前記実噴射時期検出手段を設けた気筒での燃料噴射に際し、前記実噴射時期検出手段による実際の燃料噴射時期が前記噴射時期演算手段による燃料噴射時期となるように噴射時期制御用アクチュエータを制御する第1の噴射時期制御手段と、前記実噴射時期検出手段を設けた気筒以外での燃料噴射に際し、前記気筒毎燃料噴射量補正量算出手段における前記実噴射時期検出手段を設けた気筒での燃料噴射量の補正量と、今回燃料噴射を行わせようとする気筒での燃料噴射量の補正値との偏差を算出する燃料噴射量補正量偏差算出手段と、前記燃料噴射量補正量偏差算出手段による偏差と、前記実噴射時期検出手段を設けた気筒での当該実噴射時期検出手段による実燃料噴射時期とから燃料噴射時期を推定し、この推定された燃料噴射時期で前記噴射時期演算手段による燃料噴射時期を補正し、この補正した値に基づいて噴射時期制御用アクチュエータを制御する第2の噴射時期制御手段とを備えたことを特徴とするディーゼルエンジンの燃料噴射制御装置。
IPC (2件):
F02D 41/40 ,  F02D 45/00 301

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