特許
J-GLOBAL ID:200903054380068131

合金めっき相の厚さ測定方法及び装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 佐々木 宗治 (外3名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-047015
公開番号(公開出願番号):特開平7-260715
出願日: 1994年03月17日
公開日(公表日): 1995年10月13日
要約:
【要約】【目的】 合金化溶融亜鉛めっき鋼板の合金めっき相の厚さ、特に3つのめっき相の最下層であるΓ相の厚さが精度良く測定できる合金めっき相の厚さ測定方法及び装置。【構成】 合金めっき鋼板3の表面に、Cr管球1より第1のX線を、Mo管球2より第2のX線をそれぞれ入射し、前記第1のX線に基づき出射される第1のFe及びZn両蛍光X線の強度を半導体検出器5により、また共に出射される3つの各相の回折X線の強度をPSPC検出器4によりそれぞれ測定し、また前記第2のX線に基づき射出される第2のFe及びZn両蛍光X線の強度を半導体検出器6により測定し、前記測定した第1及び第2の両蛍光X線の強度情報から得られる合金めっき相内のFe含有率と合金めっき相全体の厚さTとの関係を示す2つの解曲線の交点より前記厚さTを求め、次に前記Tと前記測定したΓ相の回折X線の強度情報とを用いてΓ相の厚さtΓを求める演算式に基づき前記tΓを算出する厚さ測定方法及び装置。
請求項(抜粋):
合金化溶融亜鉛めっき鋼板の合金めっき相の厚さ測定方法において、ζ相、δ1 相及びΓ相の3相よりなる合金めっき鋼板の表面にX線を入射し、該表面から出射されるFe及びZn両蛍光X線の強度と前記3つの各相の回折X線の強度及び回折角とを、それぞれ対応する受光検出器を介して共に測定し、前記測定した両蛍光X線の強度情報より合金めっき相内のFe含有率と合金めっき相全体の厚さTとの関係を示す解曲線を求め、次に前記測定した3つの各相の回折X線の強度情報又は回折角情報に基づき得られる合金めっき相内のFe含有率を用いて前記解曲線より前記厚さTを求め、次に前記Tと前記測定したΓ相の回折X線の強度情報を用い前記3つの各相の線吸収係数を同一とみなしてΓ相の厚さtΓを求める演算式に基づき前記tΓを算出することを特徴とする合金めっき相の厚さ測定方法。

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