特許
J-GLOBAL ID:200903054470261410

溶鋼の加熱方法および圧延鋼材の製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 広瀬 章一
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2007-259851
公開番号(公開出願番号):特開2009-084672
出願日: 2007年10月03日
公開日(公表日): 2009年04月23日
要約:
【課題】環流型の真空脱ガス装置を用いて効率的に溶鋼の温度を上昇させる溶鋼の加熱方法、及びその加熱方法を行う鋼材の製造方法を提供する。【解決手段】浸漬管を介して真空槽と取鍋の間で溶鋼を環流させる真空脱ガス装置にて、昇熱操作前の酸素濃度が0.010〜0.070質量%の範囲の溶鋼に対してAl添加および真空槽内溶鋼表面に酸素ガスの吹き付けを行って酸素ガスとAlとを反応させて溶鋼を加熱する方法であって、酸素ガスを供給する工程の間に1回以上Al添加操作を行うこととし、当該Al添加操作における1回あたりのAl添加量が溶鋼1tあたり0.1kg以上0.5kg以下であり、前記Al添加操作を、酸素ガスの供給開始から少なくとも溶鋼量(t)および還流量(t/s)に基づき決定される所定の時間τ経過した後に行うこと、および2回目以降の添加については直前の添加から前記時間τ経過した後に行うことにより、溶鋼中のAl2O3系属介在物残存量が抑制される。【選択図】図3
請求項(抜粋):
浸漬管を介して真空槽と取鍋の間で溶鋼を環流させる真空脱ガス装置にて、昇熱操作前の酸素濃度が0.010〜0.070質量%の範囲の溶鋼に対してAl添加および真空槽内溶鋼表面に酸素ガスの吹き付けを行って酸素ガスとAlとを反応させて溶鋼を加熱する方法であって、 酸素ガスを供給する工程の間にAl添加操作を1回のみ行うこととし、 当該Al添加操作におけるAl添加量が溶鋼1tあたり0.1kg以上0.5kg以下であり、 前記Al添加操作は、酸素ガスの供給開始から少なくとも下記式(I)で表される時間τ経過した後に行われる ことを特徴とする溶鋼の加熱方法。 τ(s)=0.3W/Q (I) ここで、Wは溶鋼量(t)、Qは下記式(II)を満たす環流量(t/s)である。 Q=K・B1/3D4/3{ln[P1/P2]}1/3 (II) なお、定数K=0.19、B:ガス流量(Nl/min)、D:浸漬管管径(m)、P1:ガス吹き込み点の圧力(torr)、およびP2:真空槽圧力(torr)である。
IPC (6件):
C21C 7/10 ,  C21C 7/04 ,  C21C 7/00 ,  C22C 38/00 ,  C22C 38/06 ,  C22C 38/14
FI (6件):
C21C7/10 D ,  C21C7/04 B ,  C21C7/00 B ,  C22C38/00 301R ,  C22C38/06 ,  C22C38/14
Fターム (14件):
4K013AA07 ,  4K013AA09 ,  4K013BA14 ,  4K013CE01 ,  4K013CE04 ,  4K013CE05 ,  4K013CE06 ,  4K013DA06 ,  4K013DA08 ,  4K013DA12 ,  4K013DA13 ,  4K013DA14 ,  4K013EA19 ,  4K013FA02
引用特許:
出願人引用 (11件)
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審査官引用 (3件)

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