特許
J-GLOBAL ID:200903054474658234

作業車の走行変速構造

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 北村 修
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-157692
公開番号(公開出願番号):特開平8-020255
出願日: 1994年07月08日
公開日(公表日): 1996年01月23日
要約:
【要約】【目的】 複数個の油圧クラッチを並列的に配置して、このうちの一つに作動油を供給し伝動側に操作することにより変速操作する油圧クラッチ型式の走行用の変速装置を装備した作業車の走行変速構造において、変速操作の途中で変速前後に対応する油圧クラッチの作動圧の上昇及び下降特性が、各油圧クラッチの個体差に関係なくうまく交差するように構成する。【構成】 油圧クラッチに作動油が供給され始めてから油圧クラッチの作動圧が伝動状態側の所定圧P4に達するまでの昇圧時間T1を、各油圧クラッチに対し計測して、変速指令に対応する油圧クラッチに作動油が供給され始めてから(実線A1及び時点B1)、昇圧時間T1が経過する少し前に、伝動側に操作されている油圧クラッチから作動油を排油操作する(一点鎖線A3及び時点B2)。
請求項(抜粋):
走行用の変速装置(10)を、複数個の多板式の油圧クラッチ(21),(22),(23),(24)を並列的に配置し、前記複数の油圧クラッチ(21),(22),(23),(24)のうちの一つに作動油を供給して伝動側に操作することにより変速操作する油圧クラッチ型式に構成して、前記変速装置(10)の各油圧クラッチ(21),(22),(23),(24)に作動油の給排操作を行う電磁操作弁(31b),(32b),(33b),(34b)と、人為的な操作に基づいて前記変速装置(10)用の変速指令を発信する変速操作具(61),(62)とを備え、前記変速操作具(61),(62)からの変速指令に基づいて、前記変速指令に対応する電磁操作弁(31b),(32b),(33b),(34b)に、作動油の供給側に作動する第1操作信号を発信する第1制御手段と、前記変速指令の発信前から作動油の供給側に作動している電磁操作弁(31b),(32b),(33b),(34b)に、排油側に作動する第2操作信号を発信する第2制御手段とを備えると共に、前記変速装置(10)の油圧クラッチ(21),(22),(23),(24)の作動圧が伝動状態側の所定圧(P4)に達したか否かを検出する圧力センサー(74)を、前記各油圧クラッチ(21),(22),(23),(24)に備え、前記一つの電磁操作弁(31b),(32b),(33b),(34b)に第1操作信号が発信されてから、この電磁操作弁(31b),(32b),(33b),(34b)に対応する油圧クラッチ(21),(22),(23),(24)の作動圧が伝動状態側の所定圧(P4)に達するまでの昇圧時間(T1)を計測する計測手段を備えて、前記変速操作具(61),(62)からの変速指令に基づいて、前記第1制御手段から前記第1操作信号が発信されてから、前記計測された昇圧時間(T1)が経過する少し前に前記第2制御手段から第2操作信号が発信されるように、前記第2制御手段を操作する第3制御手段を備えてある作業車の走行変速構造。
IPC (3件):
B60K 20/00 ,  F16H 3/02 ,  F16H 61/04
引用特許:
審査官引用 (2件)
  • 特開昭63-097435
  • 特開平4-015362

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