特許
J-GLOBAL ID:200903054489333412

移動無線通信装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 佐々木 宗治 (外3名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-220859
公開番号(公開出願番号):特開平10-065610
出願日: 1996年08月22日
公開日(公表日): 1998年03月06日
要約:
【要約】 (修正有)【課題】 送信電力制御用のチャネルを通話チャネルに重畳する際に発生する干渉を移動局の移動速度に応じて必要最低限に抑制する。【解決手段】 受信側高周波部2で取り出された拡散帯域の信号を逆拡散してベースバンド信号を取り出し、最も大きいパスの逆拡散出力からパワースペクトルを算出し、その最大パワーを持つ周波数を最大ドップラー周波数推定部4で最大ドップラー周波数と推定する。各ドップラー周波数と通信品質を保つのに必要な最小の送信電力制御チャンネル信号の送信電力レベルとの対応テーブルにより、重畳レベル決定部5で最大ドップラー周波数に対する送信電力制御チャンネル信号の送信電力レベルを決定する。決定したレベルに増幅制御された送信電力制御チャンネル信号を通話チャンネル信号に重畳し、搬送波成分に乗せてアンテナに出力する。
請求項(抜粋):
下り回線において、通話チャネル信号と共に送信電力制御チャネル信号を重畳する符号分割多重通信システムを採用した移動無線通信装置において、移動局に送信信号を出力すると共に移動局からの受信信号を受信するアンテナと、アンテナで受信された受信信号から搬送波成分を除去して拡散帯域の信号を取り出す受信側高周波部と、受信側高周波部が取り出した拡散帯域の信号を逆拡散してベースバンド信号を取り出すレイク受信部と、レイク受信部から各パスの逆拡散信号を取り出し、各パスの逆拡散出力の平均パワー出力のうち、最も大きいパスの逆拡散出力をフーリエ変換してパワースペクトルを算出し、その最大パワーを持つ周波数を最大ドップラー周波数と推定する最大ドップラー周波数推定部と、送信電力制御チャンネル信号の通知速度を想定ドップラー周波数に追従可能な速度とした場合の複数の各ドップラー周波数に対してそれぞれ算出して予め作成された通信品質を保つのに必要な最小の送信電力制御チャンネル信号の送信電力レベルの対応テーブルから最大ドップラー周波数推定部が推定した最大ドップラー周波数に対応した送信電力制御チャンネル信号の送信電力レベルを選択して決定する重畳レベル決定部と、拡散されている送信電力制御チャンネル信号の送信電力レベルを重畳レベル決定部が決定した送信電力レベルに増幅制御する可変アンプと、可変アンプで増幅制御された送信電力制御チャンネル信号と拡散されている通話チャンネル信号とを加算して重畳する加算器と、加算器で重畳された送信電力制御チャンネル信号と通話チャンネル信号とを搬送波成分に乗せて無線帯域の送信信号を作成しアンテナに出力する送信側高周波部とを備えたことを特徴とする移動無線通信装置。
IPC (2件):
H04B 7/26 102 ,  H04B 1/69
FI (2件):
H04B 7/26 102 ,  H04J 13/00 C

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