特許
J-GLOBAL ID:200903054517410690
パイロット弁
発明者:
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出願人/特許権者:
代理人 (1件):
佐竹 弘
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-349913
公開番号(公開出願番号):特開平7-198059
出願日: 1993年12月28日
公開日(公表日): 1995年08月01日
要約:
【要約】【目的】 小さなパイロット弁体の操作によって大量の水の流通及びその遮断の制御が出来るパイロット弁において、水に含まれる異物により故障を生じたりする可能性を大きくすることなく、水の流通を遮断する際のウォーターハンマーの発生を防止出来るようにする。【構成】 水の流通の遮断の為に連通孔から背圧室に水が流入する場合、背圧室に付設した増量調節弁から背圧室内の水の一部が排出される。従って連通孔を異物による詰まりが生じ難いよう大きくして背圧室への水の流入量を多くしても背圧室内の水量の増加の度合いを緩やかにでき、主弁体の動きを緩やかにできる。これにより水の流通は徐々に絞られてから遮断される為、ウォーターハンマー現象の発生が防止される。
請求項(抜粋):
中央部に通水孔を備える弁座枠の一面においては、孔縁に主弁座を周設すると共に、それの外周には環状の流水溝を周設し、上記主弁座に対しては、前面に上記主弁座に対する当面を有し外周縁が上記流水溝に張り出す大きさの主弁体を、上記主弁座に向けての進退を自在に配設すると共に、上記主弁体の外周縁と上記流水溝の外周縁との間には屈曲自在の区画部材を周設し、上記主弁体の背面側には、中空帽状の覆い部材を配設すると共にその開口縁は上記弁座枠における流水溝の外周縁に連結して上記主弁体の背面側に背圧室を形成し、一方、上記流水溝には上記弁座枠を貫通させて流入筒を連通させると共に、上記通水孔には流出筒を連通させ、上記背圧室と上記通水孔とは背圧室の圧力を逃がす為に上記主弁体に設けたパイロット孔によって連通させると共に、上記背圧室と上記通水溝とは、水を上記背圧室に流入させる為に上記パイロット孔よりも小径の連通孔で連通させ、上記主弁体において上記パイロット孔の背圧室側の孔縁にはパイロット弁座を周設すると共に、上記パイロット弁座に対しては、前面にパイロット弁座に対する当面を有するパイロット弁体を、パイロット弁座に向けての進退を自在に設けて、上記パイロット弁体が上記パイロット弁座から離れたときには上記背圧室の圧力がパイロット孔を通して逃げ、上記流水溝側の水の圧力によって上記主弁体が上記主弁座から離反し、上記パイロット弁体が上記パイロット弁座に接したときには上記連通孔から背圧室に流入する水の量の増加に対応して上記主弁体が上記主弁座に向け移動してそこを塞ぐようにしてあるパイロット弁において、上記背圧室には、上記連通孔から背圧室に流入する水による背圧室内の水量の増加の度合いを緩やかにする為に、背圧室内の水を上記連通孔からの流入量よりも少ない量ずつ排出するようにした増量調節弁を付設して、上記連通孔から背圧室への水の流入量に対して主弁体の主弁座に向けての移動速度が緩やかとなるようにしたことを特徴とするパイロット弁。
IPC (2件):
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