特許
J-GLOBAL ID:200903054533129658

ズームレンズ付赤外線温度計測装置および熱画像装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 本庄 伸介
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-170011
公開番号(公開出願番号):特開平9-021703
出願日: 1995年07月05日
公開日(公表日): 1997年01月21日
要約:
【要約】【目的】光学系にズームレンズを備え、光学系の倍率を変更し、対象物を広角に或は望遠に捉え、対象物の温度を計測できる赤外線温度計測装置の提供。【構成】移動レンズ1の移動に応じて、ズームレンズ100の倍率が変わると、ズームレンズ100の明るさが変動するから、対象物8の温度が同じであっても、赤外線検知信号14のレベルが変わる。しかし、位置センサ3が移動レンズ1の移動範囲の内のどの領域に移動レンズ1があるかを検知し、その領域に応じた領域信号13を生成し、セレクタ6がその領域信号13で示される適切な温度テーブルを選択し、その領域に移動レンズ1があるときに赤外線検知信号14が表す温度データを記憶している温度テーブルにディジタル赤外線検知信号15を供給する。そこで、この赤外線温度計測装置では、ディジタル赤外線検知信号15が表す対象物8の温度を記憶する温度テーブルが常に選ばれるから、対象物8の温度を正しく表す温度データ17を出力できる。
請求項(抜粋):
観測対象物の温度に応じ該対象物から輻射される赤外線を受け、該赤外線を収束し前記対象物の赤外線像を所定位置に結ぶ赤外線光学系と、該所定位置に配置され前記赤外線を電気信号に変換し、該電気信号を赤外線検知信号として出力する赤外線センサと、前記赤外線検知信号をディジタル信号に変換し、ディジタル赤外線検知信号として出力するA/D変換器と、前記ディジタル赤外線検知信号に対応するアドレスに、該ディジタル赤外線検知信号で表される前記温度のデータを予め記憶しており、該ディジタル赤外線検知信号をアドレス信号として受けて該ディジタル赤外線検知信号で表される前記温度のデータを読み出す温度変換手段とを備えてなり、前記赤外線光学系で前記対象物を撮像したとき、前記温度変換手段は前記ディジタル赤外線検知信号に応じた前記温度データを読み出し、該温度データを出力する赤外線温度計測装置において、前記赤外線光学系が、固定レンズと移動レンズと該移動レンズの位置を検知する位置センサとを備えるズームレンズを含くんでなり、前記A/D変換器から前記温度変換手段に至る前記ディジタル赤外線検知信号の信号路にセレクタが挿入してあり、前記温度変換手段は、前記温度データとして互いに異なるデータをそれぞれ記憶している第1乃至第NのN(Nは2以上の整数)個の温度テーブルでなり、各前記温度テーブルは、前記ディジタル赤外線検知信号に対応するアドレスに、該ディジタル赤外線検知信号で表される前記温度データを予め記憶しており、該ディジタル赤外線検知信号をアドレス信号として受けたとき該ディジタル赤外線検知信号で表される前記温度データを読み出し、前記位置センサは、前記移動レンズの移動可能範囲を位置に関し第1乃至第NのN個の領域に分け、前記移動レンズが前記N個の領域のうちのどの領域にあるかを表す領域信号を生成し、前記セレクタは、前記領域信号で表される第1乃至第Nの前記領域に応じて前記第1乃至第Nの温度テーブルに前記ディジタル赤外線検知信号をそれぞれ供給し、前記第1乃至第Nの前記温度テーブルには、前記移動レンズが前記第1乃至第Nの前記領域の内のいずれかの位置にあるときに前記ディジタル赤外線検知信号が表す温度のデータがそれぞれ記憶してあることを特徴とするズームレンズ付赤外線温度計測装置。
引用特許:
審査官引用 (3件)
  • トンネル炉の放射測温法
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平5-166093   出願人:東海カーボン株式会社, 東海高熱工業株式会社
  • 赤外線温度計測装置
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平5-076290   出願人:日本アビオニクス株式会社
  • 特開昭61-207936

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